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第7回 ナラティヴ・コロキウム講師&司会 |
日 時 |
2018年3月16日(土)~3月17日(日) |
場 所 | 駒澤大学深沢キャンパス(東京都世田谷区深沢) |
内 容 |
16日はワークショップと懇親会。17日はシンポジウム。 |
参加者 | 「ナラティヴ」に関心のある専門職・学生など約140名 |
メ モ
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3月に駒澤大学を会場にする「ナラコロ」も7回目の開催。今回は1日目のワークショップの講師と2日目のメイン・シンポジウムの司会が役割。まずワークショップは、目白大学の黒沢幸子先生と「森俊夫とブリーフセラピーと治療的会話」を担当しました。ブリーフセラピーの重鎮であった森先生が亡くなられたのが4年前の3月17日。命日の前日にワークショップをやることの意義を感じながら、森先生のお弟子さんである精神科医の大舘太郎先生(前橋赤十字病院)にも加わっていただき、森先生の思い出話や森先生が重要視していた「外在化」について講義と演習を行いました。技法や理論に偏らない「スタンス」ということの重要性をあらためて感じることができたのは、私自身もとても勉強になりましたね。 その日の夜にはキャンパス内にある洋館小ホールで懇親会が行われ、バイオリンの演奏などもあり、和やかな雰囲気の中で色々な先生とお話しできました。
2日目午後からのメイン・シンポジウムは「治療的会話を求めて」というタイトルで、アカデミーホールで行われました。シンポジストは小児科医・臨床心理士・社会心理学者・精神看護学者・文化人類学者などバライティーな面々。事前の打ち合わせで「会場と対話する形で行きましょう」となり、壇上にはシンポジストと司会者の6つの椅子、そして誰も座っていない椅子が1つの計7つの椅子だけが置かれました。 さてその内容は〜ここではまとめきれない様々な会話が展開していきましたね。ステージ上のシンポジストの先生方からだけでなく、会場の参加者からも、様々な意見が飛び交いました。振り返ってみると、「治療的とは?」「会話とは?」「対話とは?」これらの疑問を一人一人が問い続け、周りの人と会話を続けていくことが大切なんだというのが、今の気持ちでしょうか。
私にとっては記憶に残るシンポジウムになったと思います。
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62 |
埼玉県県民活動総合センター連続講座「アドラー心理学入門」講師 |
日 時 |
2018年12月23日・2019年1月27日・2月17日・3月10日ともに日曜日10時半〜12時 |
場 所 | 埼玉県県民活動総合センター会議室(埼玉県北足立郡伊奈町内宿台6丁目26) |
内 容 |
講義&演習「アドラー心理学入門〜人生における思考 スイッチの切り替え方」12月23日は第1回「自分を変える:目的思考とは何か。感情コントロールについて」。1月27日は第2回「他者への感情:劣等感と劣等コンプレックス。課題の分離について」。2月17日は第3回「苦手意識とつき合う:課題の分担と共同の課題について 」。3月10日は第4回「対人関係の作法:勇気づけと共同体感覚」 |
参加者 | 一般の方 毎回約60名 |
メ モ
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埼玉県県民活動総合センターというところで、アドラー心理学の入門講座を昨年の12月からこの3月まで4回の連続講座で担当しました。センターの場所はJR大宮駅からニューシャトルという新都市交通に乗り換えて20分で最寄駅が内宿駅。ただ毎回開始まで少し時間の余裕があったので、2駅前の伊奈中央駅というところで降りて、30分ほど歩いて会場に向かいました。4回とも天気が穏やかでほど良く、田舎の気持ちの良い道を歩くことができて、毎回フレッシュな気持ちで講座に望めたのは良かったですね。 センターといってもいわゆる地元の公民館での講座という感じ。参加者は私より年配の方が多く、アドラー心理学も初めて触れる方ばかり。でも皆さんとても熱心に講義を聞き、グループワークでも一生懸命お話し合いをされていましたね。私もその熱意に押されるように気持ちよく熱く(笑?)お話をすることができました。 最終回開始の直前には、来年度も同じ場所でアドラー心理学の入門と応用編の2種類の講座を担当することが決まり、そのことを講座中にお知らせしたところ、受講生から拍手が起こりました。いや〜講師としてはこの上なく嬉しいことですね〜! 以前も感じた気持ちですが、アドラー心理学を日常生活に結びつけるお手伝いをいかにできるか、ということも、私たちアドラー心理学の専門家の1つの重要なテーマだと思います。 公民館という場は、それを伝えることができる最も身近なところだとあらためて思いましたね。 来年度もさらに良いものを提供しようと改めて決意しました。
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写真)埼玉県県民活動総合センターの全景
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臨床・教育アドラー心理学研究会「鼎談」シンポジスト |
日 時 |
平成31年3月3日(日)10:00~16:00 |
場 所 | 駒澤大学深沢キャンパス アカデミーホール(東京都世田谷区深沢6-8-18) |
内 容 |
◆10:00〜12:00 鼎談「アドラー心理学の現代的意義と課題」 鼎談者は、箕口雅博(立教大学)・鈴木義也(東洋学園大学)・八巻 秀 ◆12:00〜13:30 ランチセッション(昼食を取りながらの懇親会) ◆13:30〜15:00 シンポジウム「アドラー心理学の『今』」 シンポジストは、梶野 真(日本アドラー心理学協会)・鶴田恵美子(日本支援助言士協会)・佐藤 丈(山梨県内小学校教員)・深沢孝之(心理臨床オフィス・ルーエ) ◆15:00〜16:00 日本個人心理学会 設立総会 |
参加者 | アドラー心理学に関心のある方100名 |
メ モ
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ついにアドラー心理学の新しい学会「日本個人心理学会」の設立総会を行うことができました。 その設立総会の前に前身である臨床・教育アドラー心理学研究会の第9回大会を行いましたが、私の役割は午前中の箕口先生と鈴木先生との鼎談を担当しました。フロイトの「心」重視の臨床理論を作っていったのに対して、アドラーは「関係」重視という臨床理論を作ったという対比から、現代の臨床における「関係」重視の重要性について、語らせていただきました。 冷たい雨が降る中、100名もの方が参加してくださり、最後の総会までほとんどの方が残ってくださってくださいました。ありがたいことです。途中のランチセッションでも色々な方と良い交流ができて、とても嬉しい学会のスタートを切ることができました。 その後、16時半から第1回の理事会を開いたのですが、いろいろと懸案事項が出てきて、20時近くまで会議が続きました。朝の準備からずっと動き回っていたので、結構理事会の最後の方はヘトヘトでしたね。いや〜学会を始めるというのはホント甘くないですね! でも、この個人心理学会を良い学びや研究の場にしていくために、頑張ろう!! 燃えてきましたよ〜笑。
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写真1)鼎談の様子その1
写真2)鼎談の様子その2
写真3)ランチセッション
写真4)設立総会
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公認心理師 現任者講習会 講師(国際心理支援協会 主催) |
日 時 |
平成31年3月2日(土)9:40〜13:00、13:50〜15:20 |
場 所 | 「TKPガーデンシティPREMIUM秋葉原」(東京都千代田区) |
内 容 |
講義「司法・犯罪分野の法規と制度・心理社会的課題と事例検討」「公認心理師の職責」 |
参加者 | 公認心理師試験の受験希望者 約350名 |
メ モ
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2月の福岡に引き続いて公認心理師試験のための現任者講習会の講師を担当。今回でもう4回目の担当なので、流れはバッチリ。小グループ編成もスムーズにできて、グループワークでも参加者の皆さん本当に楽しそうにやっていましたね。講義一辺倒よりも途中でグループワークで参加者同士おしゃべりすることによって、学びが定着しますよ!と私の方から強調したのも良かったかな? 今回は新たに昨年の第1回の公認心理師国家試験の内容を時々クイズ形式で出してみましたが、なかなか好評だったかな? 最後は(自分も受験する)今年の第2回の公認心理師国家試験に向けて「一緒に頑張りましょう!」とエールを送りました。
講座終了後、何人かの参加者から「楽しかった!」と声をかけていただきました。講師としてはそのようなフィードバックはありがたいですね。
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関東心理相談員会講演会 講師 |
日 時 |
平成31年2月16日(土)13時〜15時20分 |
場 所 | 星陵会館4階会議室(千代田区永田町) |
内 容 |
講義&演習「産業現場におけるオープンダイアローグの活用」 |
参加者 | 関東心理相談員会会員12名 |
メ モ
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昨年に引き続き、産業・労働分野に関わる心理相談員の方を対象とした研修会の講師を担当してきました。 1年ぶりに同じ会場ということで、「1年経ったんだな〜」と思わずこの1年を振り返りながら会場へ。昨年に比べて参加者は残念ながら減ってしまったのですが、それにめげずに(?笑)熱くオープンダイアローグと対話主義について講義しながら、しっかりとオープンダイアローグの技法であるリフレクティング・トークの演習を行うことができました。 演習は時間の関係上1回しかできなかったのですが、リフレクティング・トークを経験した参加者から「汚れがついたスポンジがリフレクティングによって汚れが取れて、吸収が良くなったよう」という感想をいただき、改めてリフレクティングや対話の力というものを皆で実感できたように思えましたね。 帰りの電車で今回の会の事務局から早速お礼のメールがありました。「本日は大変ご多用の中、弊会研修会の講師としてご登壇を賜りましたこと、心より深く感謝申し上げます。本日は遠方から参加された会員もおり、参加いただきました会員の皆様におきましては非常に感動しておりまして、参加してよかったというお声を多々いただきました。」うん、このようにすぐにフィードバックをもらえるのは嬉しいですね。 来年もこの回で講師を担当することが早くも決まり、気持ち良く帰路につくことができました。
写真1)会場の星陵会館 写真2)リフレクティング・トークの演習をしている参加者 |
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公認心理師 現任者講習会 講師(国際心理支援協会 主催) |
日 時 |
平成31年2月10日(金)9:10〜12:30、13:20〜14:50 |
場 所 | 福岡センタービル会議室(福岡県福岡市博多区) |
内 容 |
講義「司法・犯罪分野の法規と制度・心理社会的課題と事例検討」「公認心理師の職責」 |
参加者 | 公認心理師試験の受験希望者 約350名 |
メ モ
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昨年に引き続いて現任者講習の講師を担当しました。今回は九州の博多での開催。前日入りしましたが、東京は雪の予報だったので、飛行機の移動を避けて新幹線で移動して5時間の旅。おかげ様で新幹線の中でゆっくり眠れました(笑)。 講習会の内容は司法・犯罪分野の法律・制度と事例検討と「公認心理師の職責」という職業倫理という計4時間半の講義。今回の受講者は臨床心理士の方は2割程度ということで、参加者の職種はますます多様化しているようですね。昨年の3回の経験でだいぶ慣れてきたとは言え、決して面白いとは言えない内容(!?)をいかに受講者に聴いていただくかが講師の腕の見せ所。これまでのように小グループを作って、グループワークをどんどん織り交ぜながら進めていきましたが、グループワークの最中に参加者のお一人が前に出てこられて、私が話したことの間違いを指摘していただき、とても助かりました。いろいろな専門家が受講者にいらっしゃると、このような時に助かりますね〜笑! ただ講義の仕方はまだまだ改善の必要がありますね。次回は3月に東京であるので、しっかり準備していこうっと!
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駒澤大学卓球部メンタルトレーニング研修 講師 |
日 時 |
平成31年1月31日(木)13時〜15時 |
場 所 | 駒澤大学3号館303教場 |
内 容 |
講義&演習「卓球選手のためのメンタルトレーニングについて」 |
参加者 | 駒澤大学卓球部員17名 |
メ モ
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駒澤大学の職員でもある卓球部の監督から依頼されて、卓球部員のメンタルに関する研修を行いました。元卓球部員として40年近く前の卓球心を思い出しながら研修の準備しました。準備には思ったより苦戦しましたが、「フルセットで9−9の状況。相手がサーブ。さあプレイに入る前にあなたができることは何?」という問いについて、2〜3人のグループになってみんなの前で語り合ってもらうというリフレクティングトークをするといいワークを思いついてからは、スラスラと準備が進んだのは良かったです。当日も部員の皆さん緊張しながらも、自分の考えをそれぞれ一生懸命述べていました。最後の方には参加者の表情がとても生き生きして良い感じになっていたので、それなりの研修の手応えを感じましたね。私も久々に卓球をやってみたくなりました〜笑。 いつもの研修とは違う貴重な機会をいただけましたね。 駒澤大学体育会卓球部HPに、レポートが掲載されています >> |
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一般社団法人日本産業カウンセラー協会 東京支部 研修部主催 講座「オープンダイアローグ入門」講師 |
日 時 |
平成31年1月26日(土)9:30〜16:30 |
場 所 | 産業カウンセラー協会東京支部代々木教室 |
内 容 |
講義&演習「オープンダイアローグ入門〜新しい家族療法の展開」 |
参加者 | 産業カウンセラー協会会員など23名 |
メ モ
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産業カウンセラー協会でオープンダイアローグの研修を担当するのは今回で3回目かな。産業カウンセラー協会の講座を5年近く担当してきましたが、定員満杯になったのは今回が初めて。それも参加者は会社員から看護師、医師、福祉職員、行政職など様々。まあそれだけこの「オープンダイアローグ」は様々な分野で注目されているんでしょうね。 参加者はオープンダイアローグの話を聞くのは初めてという方がほとんどだったので、前半は少し丁寧にその誕生のきっかけやダイアローグの思想「対話主義」についてもお話ししました。いつものように時々グループ討議を入れながら展開しましたが、質疑応答の時間を取ると、参加者からとても良い質問が出てきて、それにしっかりと応えることで、より学びが深まるという良い循環ができていったように思えましたね。 お昼休みをはさんでの後半は徹底的にリフレクティング・トークの演習を行いましたが、やっぱり時間が足りなかった。リフレクティング・トークの演習は時間をたっぷりとるのが大事ですね。オープンダイアローグを理屈だけでなく、しっかりと実践できるようにつなげるには、ただリフレクティング・トークを体験してもらうだけでなく、どのようなタイミングでトークに入るのかというところまで意識を向けて体験してもらう必要があることも痛感させられましたね。来年度は入門編と実践編の2つの講座をやってみたいと強く思いました。
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平成30年度 岩手県立総合教育センター長期研修講座「養成研修コース」講師 |
日 時 |
平成31年1月22日(火)9:00〜16:30 |
場 所 | 岩手県総合教育センター管理棟2階 研修室 |
内 容 |
講義&演習「オープンダイアローグの理論と実際」 |
参加者 | 養成コース(教育相談)長期研修生、教育支援相談担当室員など 計8名。 |
メ モ
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昨年の9月に続いて岩手の総合教育センターの長期研修生対象の講座を担当。今回のテーマは「オープンダイアローグ」。昨日の話の実践編という感じですね。オープンダイアローグの誕生の流れである「関係」重視の考え方をおさらいしながら、リスニング・ワーク〜リフレクティング・トークの練習へと進んでいきました。参加者の皆さんとても熱心に講義を聞き、演習に取り組んでおられて、リフレクティング・トークの演習では参加者同士とても良い対話ができていたように思えましたね。最後の方の参加者の表情がそれを物語っていたように思いました。 この長期研修では、昨年9月にアドラー心理学とブリーフセラピー、そして今回オープンダイアローグを内容として取り上げましたが、先にオープンダイアローグを体験して、対話の基本を学んだ方が、学びの順序としては良いかもしれません。色々と気づきもあった岩手2日間の旅、いや研修でしたね。
写真1)ホテルから見えた花巻の冬景色 写真2)長期研修生は熱心にリフレクティングトークに取り組んでいました。 写真3)センターでのお昼は恒例の「ひっつみ弁当」 |
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平成30年度 岩手県立総合教育センター 所員研修会 講師 |
日 時 |
平成31年1月21日(月) 13:15~15:15 |
場 所 | 岩手県立総合教育センター 4階 大会議室 |
内 容 |
講演演題 「なぜアドラー心理学が注目されているのか?~教育相談の2つの流れ」 |
参加者 | 総合教育センター (主任)研修指導主事、長期研修生等 約50名 |
メ モ
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岩手県総合教育センター所員を対象とした新年講演会の講師を担当しました。参加した皆さんはいずれ岩手県内の学校の管理職になっていく方ばかり。未来の岩手の教育相談のあり方について提言するつもりでお話させていただきました!(ちょっと大げさかな?!) 内容としては、最近自分なりにまとまりつつある心理臨床での2つのものの見方を「心」重視と「関係」重視の2つの流れに分けて講義して、時々参加者同士の話し合いを織り交ぜながら展開していきました。参加者の反応はまずまずかな?! 翌日もセンターで研修があるということで、センター近くにある花巻温泉のホテルにそのまま宿泊。夜はセンターの先生方と親睦を深めました。
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東京家庭裁判所立川支部自庁研修「面接技法研修」講師 |
日 時 | 2019年1月11日(金)13時半〜16時半 |
場 所 | 東京家庭裁判所立川支部6階大会議室 |
内 容 |
講義&演習「面接技法研修〜技法以前の基礎」講義とグループワーク |
参加者 | 家裁調査官34名 |
メ モ
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立川にある裁判所で家裁調査官の面接技法研修を担当してきました。下の写真にあるような白亜の大きなビル! 入るときはちょっとだけ緊張はしましたが、担当の家裁調査官の方とも長い付き合いなので、入り口でお会いすると緊張感もほぐれ、研修が始まるといつもの感じで臨めました。 リフレクティング・プロセスを後半は行うということをメインに研修内容を組み立てました。前半に想像力を使う円環的思考を体験する「浦島太郎ワーク」を入れてみたところ、思った以上に参加者が盛り上がり、予想よりも時間がかかってしまい、後半の時間が少なくなってしまったのがちょっと構成ミスだったかな? ただ「事例」を一切使わずに会話〜対話練習を行うということが、参加者の家裁調査官にとっては新鮮な研修に感じてくれたかもしれません。まあ〜普段の業務とは違ういい意味での気分転換になってもらうことも大きな目的に1つではありましたので、まあよかったかな? 今回体験したリフレクティング・トークをいかに実際の調査面接に組み込めるようになるかが、今後家裁調査官に行うべき研修の課題になるでしょうね。私も考えていきたいと思います。
写真)東京家庭裁判所立川支部の全景 |
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岩手県教育委員会主催 平成30年度授業力向上研修(免許状更新講習)講師 |
日 時 | 2019年1月7日(月)14:15〜15:45 |
場 所 | アイーナ(いわて県民情報交流センター)小田島ほ〜る(岩手県盛岡市) |
内 容 |
授業力向上研修講座 講義「学校で活かす実効的なカウンセリング理論と技法」 |
参加者 | 岩手県内の小・中・高・特別支援学校の現職教諭、養護教諭、栄養教諭、など482名。 |
メ モ
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新年恒例の岩手県の教員対象の教員免許更新のための研修を担当。早めに盛岡に着いて昼食は盛岡冷麺を食し、研修開始まで会場の近くの宮沢賢治ゆかりの喫茶店でお茶して、それから研修にのぞむ〜というこの研修でのルーティーンをしっかり行いました。
もう6回目になるこの研修は内容や流れは熟知しているので、「いかに効果的にグループワークを入れるか」を自らの課題にして今回の研修に臨みました。自分の話が冗長気味になって参加者が少しだれてきたな〜と思ったらグループワークを入れるということを心がけたら、いい感じでメリハリのある研修になったんじゃないかなと思えましたね。いい気分で帰りの新幹線に乗る前に盛岡名物「じゃじゃ麺」を食べていきました。(これもルーティーンになりつつある!?)
この4月からは岩手県総合教育センターのスーパーバイザー契約が始まるので、何度か盛岡やセンターがある花巻に伺えるのは嬉しいですね。まずは次は今月21日〜22日のセンターですね。頑張ろうっと!
写真1)盛岡市材木町にある光原社可否館の深入りコーヒーとくるみクッキー 写真2)研修会場のアイーナ 写真3)盛岡名物「じゃじゃ麺」 |
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武蔵野大学 集中講義「家族心理学」講師 |
日 時 | 2018年12月26日(水)〜28日(金)。2019年1月6日(日)の4日間いずれも9時〜16時10分。 |
場 所 | 武蔵野大学1号館5階1-503教室(東京都江東区有明) |
内 容 |
「家族心理学」アドラー心理学から家族療法の理論と技法について |
参加者 | 人間科学学科・経営学科などの学生、約50名 |
メ モ
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年末年始のお休み期間に東京有明にある武蔵野大学で、初めて集中講義をしてきました。クリスマス後の年末から新年早々までの日程を設定していたので、まあ参加者は4〜5人くらいかなと思ってのぞんだところ、なんと50名近くの学生が受講してくれました。(結果的にはインフルエンザなどの欠席以外はほとんどの学生が全出席!)武蔵野大学は真面目な学生が多いんですね!! 学生の意欲に後押しされるように張り切って講義をしていきました。
家族心理学の心理学全体における定義付けから始めて、アドラー心理学の「対人関係論」と「勇気づけ」、家族療法の「システム論」などを講義とグループ演習を織り交ぜながら、時々DVDなどを鑑賞してもらいながら、授業を展開していきました。昨年の沖縄国際大学などで集中講義は経験ずみでしたが、今回はグループワークの後に各グループから質問をしてもらって、それにその場で私が答えるという質疑応答の時間を何回かとったのはよかったですね。まあ最後のコマにやったQ&Aの授業は少し冗長気味になっちゃったかな?この点は反省。他にもミニレポートを度々とったり、それに対する私からの回答などもあったりと参加学生と講師との「対話」を心がけました。この「対話」も授業コンセプトの1つでもあったので、その重要性を授業全体を通して伝えることができたかな?
最終時限に行ったレポートを読みながらこれを書いていますが、学生からの授業の感想が概ね好評だったので少しホッとしています。 来年度も同じ時期に集中講義をやる予定なので頑張ろうっと!
写真)武蔵野大学の全景。 |
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東京都立小平高等学校講演会講師 |
日 時 | 2018年12月20日(木)10:45〜12:15 |
場 所 | 小平高校体育館 |
内 容 |
講演「自分とのつきあい方・他人とのつきあい方〜アドラー心理学から学ぶ」 |
参加者 | 小平高校在学生+教員 約900名 |
メ モ
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自宅から歩いて20分のところにある高校、それも自分の娘の出身高校で、全校生徒に向けて講演をしてきました。まずは丁寧に娘がお世話になったお礼から始めましたね(笑)。内容的には、アドラー心理学の劣等感と劣等コンプレックスをベースにして「良い人間関係とは何か?」ということについてお話しさせてもらいました。
最初は寒い体育館の中で落ち着かないのか、おしゃべりをしていた一部の生徒たちも、講演が進むにつれて次第に静かになって話を聞いてくれるようになりました。結局90分近く話をしましたが、最後は皆(?)しっかりと静かに話を聞いてくれているようで、1000人近くいる体育館が静かになっていく様子は驚きででもあり、嬉しくもあり、でしたね。うん!さすが我が娘が出た高校!基本的に小平高校の生徒さんたちは皆人生に対して真面目なんですね〜!と思わず親バカな気持ちになってしまいました。 講演終了後も何人かの生徒から直接質問され(それもとても良い質問ばかり!)、少しばかりは生徒たちの心に響く講演になったのかもしれませんね。人生でもう二度とないであろう自分の娘の母校での講演は、まあ合格点だったかな? 講演後は私も良い気持ちで、小平駅近くの蕎麦屋で美味しくお昼をいただきました。
~ 生徒さんからのお声が届きました ~
・3年生女子: 「まだ、八巻先生いますか?家に先生の本があるんですよ」 ・2年生女子・1年生男子: 「心理学に興味があって、八巻先生のいる駒澤もいいな」 ・3年生女子: 「保健だよりですごく楽しみにしていて、すごく良かったです。資料っていつもらえますか?」
・ 先生方:「面白かったよ!資料欲しいです」 ・図書室の司書さん:「昨日早速、アドラー心理学関連の本がほとんど借りられましたよ!」
・主催者の方から: 「小平高校卒業生の娘さんとの出会いから、 八巻先生に講演していただくという機会に恵まれ、 出会いに感謝しております。 本当にありがとうございました。」
写真)お昼に食べた牡蠣と卵とじの蕎麦 |
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ヒューマンギルド主催ワークショップ講師 |
日 時 | 2018年12月8日(土)〜9日(日)土曜13:30~18:30 日曜10:00~17:00 |
場 所 | ヒューマン・ギルド研修室(新宿区) |
内 容 |
講義&演習「オープンダイアローグ入門:対話実践をしていく人のためのワークショップ」 |
参加者 | 一般の方14名 |
メ モ
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2年ぶりにヒューマンギルドで講座を担当してきました。今回のテーマは「オープンダイアローグ」。ヒューマンギルドの研修に参加される方は学習意欲満々の方が多く、アドラー心理学の基本は分かっている方ばかりなので、思う存分「アドラー心理学からオープンダイアローグへの流れ・繋がり」について1日目の前半は語らせていただきました。その語りが「ちょっと長すぎたかな?」という反省をもとに、1日目の後半から2日目にかけてはペアワーク&グループワークを徹底的に行なっていきました。ワークの合間に入れる「自分の内閉イメージを観察するリスニングワーク」という「間」の時間も、今回の研修で初めて取り入れてみましたが、参加者の内省力を高める要素や落ち着きを取り戻すための良い時間になったのではないかと思えましたね。最後のオープンダイアローグ・ロールプレイは2つの擬似家族を使って良い体験的学びの機会を作れたように思いました。参加者の学びを吸収するレベルも高かったですね〜!
自分としては2日間の研修の講師として、展開の仕方はまあ合格点をつけても良いかな? ヒューマンギルドの研修では必ず代表の岩井俊憲先生やスタッフの方が参加されるので、とてもプレッシャーですが(笑)、大ベテランになっても学ぼうとする岩井先生の姿勢にあらためて頭がさがる思いを持ちましたね。その岩井先生のブログにも研修に対しての好意的な感想を書いていただけたので、それを読んで少しホッとしている自分もいます。また来年5月にもヒューマンギルドで今度は「ナラティヴ」のテーマで研修に呼んでいただけたので、またしっかり準備しながら楽しみたいですね!
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48 |
平成30年度第3回日野市家庭教育学級講演会講師 |
日 時 | 平成30年12月2日(日)10時00分~11時30分 |
場 所 | ひの煉瓦ホール(ひの市民会館)小ホール(JR中央線 日野駅より徒歩約15分) |
内 容 |
講演「アドラー式思春期の子どもとのつきあい方」 |
参加者 | 小中学生の保護者、子育てに関心のある方、その他市民。131名。 |
メ モ
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新撰組の土方歳三の出身地である日野市で子育て講演をしてきました。JR日野駅を降りてから、講演まで少し時間があったので、駅から会場までの街をふらりとぶらつきましたが、歴史的雰囲気のある良い街並みでしたね。 日曜の午前中にも関わらず、130名を超える方がご参加くださいました。子育て講演(特に思春期バージョン)は、アドラー心理学の考え方とともに、自分の娘たちとの経験を実際例でお話しすることが多く、今回もいくつかの娘に関する実際のエピソードをお話ししてみましたが、やはり体験談を話すと、参加者の聞き入り方が全然違いますね。 今回は講演途中でペアワークを入れずに90分近く一方的にお話ししましたが、参加者の表情を見る限りでは、そんなに間延びした感じにはならなかったようで、よかったです。このような講演のあり方もやってみても良いのだな〜あらためて発見できました。
写真1)日野市の町並み。土方歳三の旗が立っていました。 写真2)講演会場の日野市民会館 |
47 |
江戸川区学校サポート教室所内研修会 講師 |
日 時 | 平成30年11月27日(火) 14:30~16:30 |
場 所 | しのざき学校サポート教室(江戸川区東篠崎) |
内 容 |
事例検討 |
参加者 | 江戸川区学校サポート相談員12名 |
メ モ |
もう8年ほど続いているこの時期恒例の江戸川区の適応指導教室に勤務している相談員のための研修会に講師を担当してきました。江戸川区には6箇所の学校サポート教室(=適応指導教室)があって、そこに勤務している相談員が毎年各教室が持ち回りで会場になって実施している研修会。今回はしのざき教室でした。都営新宿線の篠崎駅から20分ほど歩いて行きました。14時半前に教室に着いた時は、まだ生徒たちがいて、普段の活動の様子を少し垣間見ることができたのは良かったですね〜。 事例検討で提供されたケースは中3の女の子の継続事例。事例提供者(Th)が作った資料は綺麗によくまとめられていて、とてもわかりやすく、女の子の心理状況の見立てもしっかりしており、女の子へのThの対応も適切にやっているなという印象。ただ親子関係や「Thの関わりがケースに対しどのような影響を及ぼしているのか」についてはあまり話されなかったので、そのような「関係性への注目」は大切ということは指摘しておきました。 毎年感じるのですが、90分では事例検討は時間が足りないですね〜もっと参加者からの意見を聞くためにも時間が欲しいかな。
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46 |
駒澤大学大学院進学相談会ミニ講演 講師 |
日 時 | 平成30年11月24日(土)13時半〜14時 |
場 所 | 駒澤大学駒沢キャンパス3号館4階種月ホール隣3−409教室 |
内 容 |
講演「臨床心理士と公認心理師:資格の概要と取得のための要件」 |
参加者 | 駒澤大学大学院心理学専攻を受験を考えている方、約15名 |
メ モ |
駒澤大学で年に2回開催されている「大学院進学相談会」の一部で初めての試みであるミニ講演を担当。硬いタイトルをつけてしまいましたが、パワポを使ってわかりやすく心理の2大資格である「臨床心理士」と「公認心理師」の資格の要件などの違いについてやそれらを取るための駒澤大学大学院のカリキュラムについて説明しました。参加人数は少なかったですが、みなさん熱心に聞いておられましたね。社会人の方も何名かいらして、講演が終わったあとは面接ブースに来て受験勉強の仕方などを面接担当の大学院生に聞いていました。この企画が良い刺激になってくれれば幸いですね。
写真)講演開始前に後ろからパチリ |
45 |
東京保護観察所での処遇会議のスーパーバイザー |
日 時 | 平成30年11月20日(火)13時半〜15時半 |
場 所 | 東京保護観察所会議室(法務省4階) 千代田区霞が関 |
内 容 |
高校生対象者の処遇会議(保護観察中の少年の事例検討会) |
参加者 | 保護観察官・家裁調査官・少年鑑別所法務技官など16名 |
メ モ |
東京保護観察所での事例検討会のスーパーバイザーは昨年に続いて2回目。法務省の建物にあるだけあって、玄関は相変わらず厳しいチェック。まあ昨年よりはスムーズに入れました。 検討した事例は保護観察では発達障害の疑いの高校生の事例。発表者の保護観察官は昨年同様前任から引き継いだばかりの事例だったので、情報不足なところはありましたが、ベテランの保護司さんと組んで一生懸命取り組んでいる様子は見られました。この処遇会議(事例検討会)の参加者は保護観察と家裁調査そして少年鑑別所という3つの部署からきているので、それぞれの視点の違いを感じて面白かったですね。やはり少し検討の時間は足りなかったというのは昨年と同じ感想。ただ2回目ということもあって、最初の堅苦しい雰囲気を早めに参加者の笑いをとって崩せたのは、我ながら進歩かな?(笑)
保護観察は本当に重要なお仕事をされているで、また機会があれば応援していきたいですね。
写真)法務省の赤レンガ棟。後ろのビルの中に東京保護観察所があります。 |
44 |
日本支援助言士協会 第15期 コミュニティ・カウンセラー養成講座 講師 |
日 時 | 平成30年11月17日(土)10:00〜17:00 |
場 所 | 支援助言士協会セミナールーム(横浜市) |
内 容 |
講義&演習 「臨床理論:現場で役立つ ものの見方・ふるまい方とは」 |
参加者 | 一般の方8名 |
メ モ |
6月以来の支援助言士協会での研修講座。今回もこれまで使用してきた講座のテキストをあまり変えずに展開してみました。参加者は8名とセミナールームの広さには適切な人数。ワークもやりやすかったですね。参加者は警察署に勤める保健師さんから企業のコールセンターのクレーム担当や学生寮の寮母さん、映像関係の方など様々。本当にこの講座に参加される方は多様な業種の方が多いですね。時間が許せば、それぞれの現場の苦労話も聞きたいところでしたが、まずはこちらで用意したテキストに沿って進めていきました。 結果としてはまずまず悪くはない講座だったとは思いますが、ちょっと自分の中では不満は残ったかな? 自分としては、そろそろこの講座の内容も次の段階への変化が必要に思えましたね。特に今回の参加者は、アドラー心理学のベースはちゃんと勉強してた方が多く、「もっとアドラー心理学から幅を広げたくて〜」という理由がこの講座を受ける動機になっているよう。その点では、もう少しアドラー心理学からその進化系としての家族療法やブリーフセラピーとのつながり部分を明確にしたような構成にした方が、そのようなニーズに応えられる講座になるのかな? そのようなイメージを終わってから強く感じましたね。 やはり、参加者のニーズや私自身の考えの変化(あるいは更新)部分を無視せずに、それた対話しながら1つ1つ丁寧に講座の準備をしていく方が、納得感や講座後の達成感が得られるものだな〜と改めて実感。同じことをただ繰り返すようでは機械的ですもんね! この講座は大事に進化していきたいですから、次の機会には準備を頑張っていきたいですね。
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43 |
NPO法人サポートセンターゆめさき主催講演会 講師 |
日 時 | 平成30年11月10日(土)14時〜16時 |
場 所 | 沖縄国際大学3号館202教室 |
内 容 |
講演「家族療法を学ぶ〜その援助・支援を広げるための考え方」 |
参加者 | 不登校の子ども就学支援員。教育相談を受持つ学校の先生(高校生を中心に中学生・小学生の学校の先生)就労支援や市役所や社協で教育相談、特にニートなどのひきこもり系の相談員の方々など。 約100名 |
メ モ |
沖縄のNPO団体に招かれて、「家族療法」についての講演をしてきました。主催の方の要望で、家族療法の歴史的な流れ(アドラー・システム・ナラティブ・オープンダイアローグ)をぎゅっと凝縮して、家族療法の本の目次を紹介した感じ。丁寧にお話ししたつもりでしたが、ちょっと駆け足気味でしたかな? ただ講演後の質問の時間は次々と質問が出て、講演終了後も個人的な質問で行列ができるくらい反響は大きかったようですね! アンケートも「もっとジョイニングについて知りたい」とか「オープンダイアローグについてトレーニングを受けたい」など、もっと!というものが多かったとのこと。
うん、やっぱり現場はアドラーや家族的なものを求めているんだとあらためて実感しましたね。 これからさらに沖縄の対人援助のお仕事をしている皆さんとご一緒する機会が増えるといいなぁ〜!
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写真)講演開始前にパチリ
42 |
日本学校教育相談学会東京都支部平成30年度第3回研修会 講師 |
日 時 | 平成30年10月28日(日)10時~12時 |
場 所 | 昭和女子大学1号館7階7L02 教室(東京都世田谷区) |
内 容 |
講演「家族療法から学ぶ~その考え方と振る舞い方~」 |
参加者 | 学校教育相談学会会員(教員、カウンセラー、教育行政職など)19名 |
メ モ |
この学校教育相談学会で講演するのは何年ぶりでしょうか。ただ今回は東京都支部の研修会ということで、以前の全国大会よりは規模も参加人数もこじんまりとしたアットホームな感じ。さらに参加者はほとんど私と同じかそれ以上の年齢の人生のベテランの方ばかり。担当者の方の話によると、最近は現役の若い学校教師はいろいろと忙しくて、このような教育相談の研修会に参加する人が以前に比べて少なくなっているとのこと。教育相談研修の世界も高齢化の問題が出てきているようですね。 教育相談や教育カウンセラーでは、ロジャースの来談者中心療法を学んでいる人が圧倒的に多く、家族療法はあまり馴染みがない方が多いので、研修では基本的なところからわかりやすくお話するよう心がけました。途中に示した事例の展開に参加者の皆さんとても驚いている様子。やはり、事例に対する見方や発想が違う(いわゆるカウンセリング心理学的見方か、システム論的見方か)と、素直に驚きが起こるものなんですね。私自身システム論的見方が当たり前と思いすぎていたことにあらためて気づきました。このような経験は貴重だな〜と研修後はしみじみ感じましたね。
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41 |
一般社団法人日本産業カウンセラー協会 東京支部 研修部主催 講座「1から始めて明日から使えるブリーフセラピー第6回」講師 |
日 時 | 平成30年10月26日(金)18:45〜21:15 |
場 所 | 産業カウンセラー協会東京支部代々木教室 |
内 容 |
講義&演習「1から始めて明日から使えるブリーフセラピー金曜夜間コース《第6回(最終回)》」これまでのおさらい。 |
参加者 | 産業カウンセラー協会会員など15名 |
メ モ |
産業カウンセラー協会でのブリーフセラピーの入門講座の第6回の最終回を担当。この講座は一度私が7月に第1回をやって、そのあとの2〜5回はオフィス代表の久持が担当し、最終回は再び私が担当するというリレー形式の講座。そんなわけで3ヶ月ぶりに15名の参加者とお会いしたことになります。 これまで学んできたブリーフセラピーの考え方(中心哲学や「変化」についての考え方)や会話技法(スケーリング・クエスチョン、例外探し、コーピングクエスチョン、ミラクル・クエスチョン)などを講義とワークで復習しました。さらに「外在化」もブリーフセラピーにおける大切なセラピストのスタンスとして新たにしっかりと紹介しました。入門講座として受講生にとって良い学びになってくれたのではないかと思います。猛暑だった一夏を超えてブリーフセラピーの面白さをしっかりと味わってもらえたかな?
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40 |
家庭裁判所調査官養成課程 第14期後期合同研修 第4班 講師 |
日 時 | 平成30年10月23日(火)9:30~12:30 |
場 所 | 裁判所職員総合研修所(東京都和光市) |
内 容 |
講義&演習「面接技法演習Ⅰ」 |
参加者 | 家裁調査官養成課程 第14期 第4班研修生10名+指導教官1名 |
メ モ |
家裁調査官養成課程の研修の4回目、今回は第4班担当でこの養成課程研修の最終回。これで今年は第14期の家裁調査官養成課程の研修生全員を担当したことになりました。これから全国で活躍する新人家裁調査官全員に自分の面接技法を伝えられることは、とても嬉しいことですね。 これまでの3つの班と同じようにメンバーの自己紹介から始めると、やはり次第にグループの雰囲気が和んで、良い学びの空間ができていくように感じますね。これからも大事にしたい少人数研修の入り方だとあらためて思いました。今回はその日のうちに指導教官からとても丁寧な感想メールが届きました。
「本日は,第5回面接技法演習Ⅰにご出講いただき,ありがとうございました。 相手との関係作りの重要性やその方法,相手が語りやすくなる質問の仕方などについて,具体的かつ分かりやすく御指導いただき,大変勉強になりました。研修生の考えや疑問を丁寧に聴いた上で,皆が理解できるような言葉や例えを用いてご指導くださる先生の温かな姿勢や熱意からも,研修生は大いに刺激を受けたことと思いますし,私自身も沢山学ばせていただきました。また,研修生の学びが深まるよう,前回演習とのつながりを意識しながらお話しいただくなどのご配慮もいただき,誠にありがとうございました。」
このメールを読ませていただいて、講師から一方的に教えるのではなく、受講生から出てきた意見や感想などを拾いながら、それを使って研修を展開するというのも、私の得意とする研修スタイルなんだな〜とやはりあらためて実感できましたね。先日の産業カウンセラー協会の研修もそうだったように、今後は少人数での学びの時間の機会をもっと作っていきたいな〜と強く思いました。うん!「そとゼミ」復活は近いかな?!
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39 |
一般社団法人日本産業カウンセラー協会 東京支部 研修部主催 講座「家族療法の実践練習」講師 |
日 時 | 平成30年10月20日(土)〜21日(日)いずれも9:30〜16:30 |
場 所 | 産業カウンセラー協会東京支部代々木教室 |
内 容 |
講義&演習「家族療法の実践練習〜複数面接スキルアップのためのロールプレイ実習2days」家族面接を徹底的・集中的にロールプレイを通して学ぶ。 |
参加者 | 産業カウンセラー協会会員など5名 |
メ モ |
昨年の12月以来の2日間連続、計12時間の家族療法の研修を担当しました。今回の参加者は何と5名!まるで大学院のゼミの規模!このような少人数にもかかわらず、開催を決断していただいた主催者の方に感謝しつつ、大学院的少人数での学びを楽しみました。 この講座は講義は極力少なくして、ともかくワーク体験を通して参加者の皆さんに学んでいただこうというコンセプト。事前にパワポなどは準備していきましたが、場に慣れてきた参加者とこの後どうするか相談しながら進行していきました。結果的には5名の方全員のリクエストに応える形で、家族ロールによる面接練習の他に、家族面接のための基礎的なロールプレイ練習、家族療法的な個人面接のデモンストレーション、公開のコンサルテーション&スーパービジョンなどを行っていきました。いや〜けっこう濃密な研修ができましたね。 終了後のアンケートも4名の方が回答してくださいましたが、「満足」が3名、「やや満足」が1名でした。今回のような少人数の講座もやっぱり良いものですね! 今の自分の身の丈にあった研修だな〜という実感がありました。この春までやっていて、しばらく休んでいた少人数による「外ゼミ」をやっぱり復活させようかな? 終了後はこれからやれそうな研修のアイディアがどんどん浮かんできましたね。
写真1)研修会場の前の部分 写真2)ロールプレイ前の参加者の様子 |
38 |
家庭裁判所調査官養成課程 第14期後期合同研修 第2班 講師 |
日 時 | 平成30年10月17日(水)9:30~12:30 |
場 所 | 裁判所職員総合研修所(東京都和光市) |
内 容 |
講義&演習「面接技法演習Ⅰ」 |
参加者 | 家裁調査官養成課程 第14期 第2班研修生10名+指導教官1名 |
メ モ |
家裁調査官養成課程の研修の3回目。今回は第2班の10名と面接技法実習を行いました。いつものように自己紹介から始めて、雰囲気をほぐして行き、シナリオ〜アドリブロールプレイと展開していきました。 今回取り上げたケースは「非行少年の母親との面接」。その母親は「防衛的」であったという記述がケース記録にあったので、「防衛的な相手は、そうさせるこちら側の態度がある!」と最初に伝えて、次第に「当事者との関係の築き方」に重きをおいて講義やワークを展開していきました。これまで通り、研修生から出てくる意見を取り入れながら、講義やワークをするよう心がけましたが、今回は少し最後のまとまり具合は今ひとつだったかな?少しごちゃごちゃした感じになってしまいましたね。 まあ最後の最後に、私もいつも意識している標語「ちょっと待て,指導の前にジョイニング」を研修生に披露できたので、まあ〜それはよかったかな? この研修もあと1回。頑張ろうっと!
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37 |
家庭裁判所調査官養成課程 第14期 後期合同研修 第1班 講師 |
日 時 | 平成30年10月12日(金)9:30~12:30 |
場 所 | 裁判所職員総合研修所(東京都和光市) |
内 容 |
講義&演習「面接技法演習Ⅰ」 |
参加者 | 家裁調査官養成課程 第14期 第1班研修生10名+指導教官1名 |
メ モ |
家裁調査官養成課程の研修の2回目。今回は第1班の10名と行いました。予想通り最初はかたい雰囲気でしたが、いつものように自己紹介から始めると、徐々に笑いも起きるようになり、半分くらいの研修生はほぐれてくれたかな〜?(一部の研修生は最後まで緊張していましたが〜)今回のシナリオ・ロールプレイで準備されていたテーマは「強く自己主張する相手に対して、どう調査面接を進めるか?」。グループ討議やアドリブ・ロールプレイを絡めながら、少しずつそのような相手に対する工夫と配慮のアイディアを研修生の方から出してもらうように心がけました。今回の班は一部積極的に発言してくれる研修生はいましたけど、全体的には大人しめだったかな? でも良いアイディアはしっかりと出てきて、最後は調査官としていかに相手に「合わせ」るところと「ずらす」ところの両方が面接では必要かという話でまとまっていきました。ワークはできなかったけれど、具体的な面接における方策を語り合えたのは良かったですね。この研修は参加している研修生の発言を拾いながら最後にまとめていく感じなので、研修生が違うとまた違う「まとめ」になるのが面白いですね。あと違う研修生の2つの班とやっていくのがさらに楽しみになりました。
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36 |
平成30年度 岩手県立総合教育センター長期研修講座「養成研修コース」講師 |
日 時 | 平成30年10月10日(水)9:00〜16:30 |
場 所 | 岩手県総合教育センター管理棟2階 研修室 |
内 容 |
講義&演習「ブリーフセラピーの理論と実際」第2回 |
参加者 | 養成コース(教育相談)長期研修生、教育支援相談担当室員など 計7名。 |
メ モ |
先月の9月に続いて岩手の総合教育センターの長期研修生対象の講座を担当しました。先月はブリーフセラピーの講義と演習を行いましたが、今回は長期研修生一人一人と公開カウンセリング&コンサルテーションを行いました。これは一人ずつ「自分の課題」や「悩みごと」「自分の担当ケースについて」などついて、事前にどれを自分の持ち時間に話題にするかを考えてきて、受講者の前で1時間〜1時間半くらい私と会話していくというもの。最近駒澤大学の大学院の授業で行っている形式です。当然のことながら受ける側は緊張感はあるでしょうが、受講者が自らクライエント体験をできることやカウンセリングを間近に観察できるという点では濃密な学びになる研修形態です。今回は5名の方と行いましたが、自らの悩みを語る方、担当しているケースについて相談する方など、様々。私も精一杯「対話」することを心がけました。最後は受講生もそうでしたが、さすがに私もくたびれましたね。でも心地よい疲れでした。研修生にとって良い学びになってくれたかな?
写真1)研修会場から見えた風景。少し紅葉が始まっていました。 写真2)研修はこの椅子に座って公開で行いました。 写真3)お昼に出た岩手名物「ひっつみ弁当」美味しかったです。 |
35 |
岩手県一関市 学校保健会主催 教育講演会 講師 |
日 時 | 平成30年10月9日(火)14:30〜16:00 |
場 所 | 一関保健センター |
内 容 |
講演 「思春期の子どもとのつき合い方」 |
参加者 | 一関市内小中学校の養護教諭ならびに保護者など 約150名 |
メ モ |
午前中の中学校での講演会に引き続いて、同じ一関市で今度は保護者や養護教諭対象の子育て講演会を担当。やはりアドラー心理学をベースにお話ししました。何度もお話ししているテーマですが、今回は思春期の子どもへの関わり方としての「勇気づけ」の工夫をしっかりとお話ししました。講演内容は、いつもその地域の人たちに「入る」ような内容にアレンジしようと意識して準備したつもりですが、どうだったかな? 手応えとしてはもう少しグループ・トークを多く入れてみたほうが良かったかなという感じはしましたね。一関市の学校保健会主催の講演会に参加する客層の事前のイメージが足りなかったことも、少し準備不足だったかな〜という反省がありましたね。もう少し担当者からの情報収集を丁寧に行う必要性を痛感しました。 講演会後は少し急いで一ノ関駅へ。明日は岩手県の総合教育センターで研修のため。そのまま在来線で盛岡まで移動。少しばかりの岩手各駅停車の旅を楽しみました。
写真)一ノ関駅からこの電車に乗って盛岡へ移動しました。 |
34 |
岩手県一関一高附属中学校キャリア教育講演会 講師 |
日 時 | 平成30年10月9日(火)10:50~11:50 |
場 所 | 一関一高附属中学校 5階 いわいホール |
内 容 |
講演『あらためて「仲間」について考えてみよう〜アドラー心理学から学ぶ』 |
参加者 | 全校生徒239名及び参観希望する保護者、中学校教職員など。 |
メ モ |
昨年に引き続いて、岩手県の一関一高附属中学で全校生徒に向けての講演会を担当しました。学校の全校生徒対象の講演会は何度もやってきましたが、2年連続というは初めて。昨年の私の講演を聞いていた生徒が今年は2年生と3年生になってまた聞くわけですから、同じネタは使えない! そんなわけで、半分くらいを新ネタにして臨みましたが、昨年お見せしたスライドは、2、3年生で覚えている人は残念ながら少なかったようですね。まあ〜そんなもんでしょうね〜(笑)。そんなことにはめげずに、しっかりとアドラー心理学が考える「勇気」と仲間」の関係について、中学生の前で熱く語らせていただきました。皆さん1時間しっかりと聞いてくれましたね。 この日は午後は同じ一関市内でもう1つ講演があったので、その前に副校長先生と一緒にお昼をご馳走になり、午後の講演会場まで送迎していただきました。ありがたかったですね。
写真1)一関一高附属中学の校舎(手前に写っているのが副校長先生) 写真2)講演会の様子 写真3)壇上の様子 |
33 |
家庭裁判所調査官養成課程 第14期後期合同研修 第3班 講師 |
日 時 | 平成30年10月5日(金)9:30~12:30 |
場 所 | 裁判所職員総合研修所(東京都和光市) |
内 容 |
講義&演習「面接技法演習Ⅰ」 |
参加者 | 家裁調査官養成課程 第14期 第3班研修生10名+指導教官1名 |
メ モ |
毎年恒例になっている家裁調査官養成課程の研修がまた始まりました。1年間全国の裁判所に勤務した家裁調査官候補の若者が、和光市にある職員研修所で半年間の様々な実務研修を受ける中で、私は「面接技法」の講師を担当。例年のようにまず自己紹介から始まり、シナリオロールプレイとその振り返り、アドリブロールプレイとその振り返り、と進行してから、あとはその場に応じて即興的に展開していきました。毎年この研修では、受講生からとても良い質問や意見が出てくるので、それを受けながら研修を展開できることが面白いですね。今回も「感情的になっている相手の話をどこまで受け止めるのか」が、次第に大きなテーマになっていきました。その場で会話のワークをやったり、まずまずの出来かな?
その日のうちに以下のような指導教官からのお礼のメールが届きました。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 本日は,第1回面接技法演習Ⅰにご出講いただき,ありがとうございました。 被面接者の感情を受け止めつつ,エピソードを具体的に聞いていく方法としての「タテの理解とヨコの理解」など,調査官としての面接でもすぐに試してみたいと思う技法や,面接への取組姿勢をご指導いただき,ありがとうございました。また,今後の研さんに有効なワークまでご紹介いただき,研修生にとっても当職ににとっても,学びの多い時間となりました。重ねてお礼申し上げます。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 うん、まあ〜よい研修を提供できたのかな?
今回は4回この研修を担当する予定。あと3回はまた別の班になりますが,また楽しみです。
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32 |
社会福祉法人 東京援護協会 板橋区立障がい者福祉センター 相談支援専門員 研修講師 |
日 時 | 平成30年9月27日(木)16:00~17:30 |
場 所 | 障がい者福祉センター4階相談室 |
内 容 |
職員のメンタルヘルスのためのグループ・スーパービジョン |
参加者 | 板橋区立障がい者福祉センター相談支援専門員5名 |
メ モ |
今年の2月に引き続き、障がい者福祉センターの相談員の方のグループ・スーパービジョンを担当しました。引き続きと言っても、4月に相談員6名中4名が異動のため人が入れ替わっていたので、フレッシュな感じ。それぞれの自己紹介の後、「この時間はどんなことが話せたら良いですか?」というオープンな感じで始めていきました。所用で参加できなかった方からの「自己肯定感」についての質問があったので、それを読み上げてもらって、そこから参加者の意見も伺いながらSVが展開。私自身も「現場で仕事をしていると自信なんてないですよね〜。自信なんて周りが勝手に認知するもの。自分にとっては自信よりも勇気が大事!」なんてことを熱く語る場面もありました。このお仕事はまさに現場にいる方のナラティヴを聞かせていただくこと。今後もお呼びがかかったら、丁寧にやって行きたい仕事ですね〜!
写真)SVの帰りにセンター近くで見えた夕焼け |
31 |
平成30年度 国立市公立小・中学校いじめ問題対策連絡会(第2回)・教職員研修会 講師 |
日 時 | 平成30年9月20日(木)14:45〜16:45 |
場 所 | くにたち市民総合体育館 2階 会議室 |
内 容 |
講演「子どもをいじめから守る〜発達障害や性別違和など多様性を踏まえて」 |
参加者 | 担当校長、いじめ問題担当教員、初任者教諭など約40名 |
メ モ |
昨年から国立市のいじめ問題対策委員になっている関係で、国立市内の小中学校の教職員対象のいじめに関する講演を担当しました。当日はあいにくの雨。いじめに関しての講演や研修は一昨年から依頼が多く、今回もそれらの内容をあらためて整理して講演に臨みました。終わってみての自分の講演の手応えとしては〜少し納得のいかない出来でしたね。 講演後は国立駅まで30分近く歩きながら一人反省会を行いました。
講演のコンテンツは悪くないと思ったのですが、納得のいかない原因として、 ①最初のグループワークを行うまでの講義の時間が少し長く冗長的に感じたこと。 ②全体的に会場の参加者の反応が手応えが少なく、そのせいか焦りのような感覚を私がもってしまったこと。 ③2時間近くというある意味長い講演時間に対してメリハリが少なかったこと。 ④これまでのいじめ講演と同じスライドを使ったことによる自身のマンネリ感があったこと。 ⑤天気が悪かったため(笑)。
などを思い出し、あらためて反省。 やはり、参加者や場所が変わると、コンテンツが同じであっても、全く別のものになってしまうもの。あらためて講演や研修は「生もの」なんだと痛感しましたね。自分と参加者のよき相互作用を起こせるようなキチンと丁寧な準備が必要なんだと強く思いました。いや〜日々勉強です。
写真)会場のくにたち市民総合体育館 |
30 |
平成30年度 岩手県立総合教育センター長期研修講座「養成研修コース」講師 |
日 時 | 平成30年9月13日(木)9:00〜16:30 |
場 所 | 岩手県総合教育センター管理棟2階 研修室(岩手県花巻市) |
内 容 |
講義&演習「ブリーフセラピーの理論と実際」第1回 |
参加者 | 養成コース(教育相談)長期研修生、教育支援相談担当室員など 計8名。 |
メ モ |
今年の1月に続いて岩手の総合教育センターの長期研修生対象の講座を担当しました。前日に岩手入りして、研修担当の先生方と美味しい魚を食べながら、しっかり恒例の打ち合わせ(単なる飲み会?)をしました。 1月は家族療法がテーマでしたが、今回はブリーフセラピー。受講生はこの4月で新しいメンバーに変わったそうですが、皆7月にあった私のアドラー心理学をベースにした「いじめ研修」を受けていた方ばかりなので、しっかりと持論である「ブリーフセラピーはアドラー心理学の技法的発展形である」という話もできたのは嬉しいですね〜!
研修では講義に加えて会話によるワークもペアを組んでもらって次々と行なっていきましたが、皆さんとても熱心に取り組んでおられましたね。さすが、1年間、教育の現場を離れて教育相談の研修を受けようと決心されてきた学校の先生方ばかり。ブリーフセラピーを学び・吸収しようという志の強さを感じましたね〜!
今回は来月にも同じメンバーで第2回を予定しているので、質疑応答などにしっかり時間をかけて、時間的余裕を持って研修を展開することができましたね。この余裕によって、お昼休みも担当の先生方とセンター近くにある手作りピザのお店に行き、美味しいランチをゆっくり楽しむことができました〜笑。ちなみに受講生の皆さんは、来週からセンターでの教育相談で本格的に担当を始めるとのこと。午後の最後は本格的面接を始める受講生の皆さんにエールを送りました。次回は公開コンサルテーションを中心に研修をやって行こうかな?
写真1)研修前日の夕方に見えた岩手山 写真2)熱心にワークに取り組んでいる受講生 |
29 |
家庭裁判所 少年実務研究会 講演 講師 |
日 時 | 2018年9月12日(水)9:40~11:10 |
場 所 | 司法研修所別館(埼玉県和光市)大会議室 |
内 容 |
講演「思春期における発達と非行との関係について」 |
参加者 | 約150人(裁判官,裁判所書記官,家裁調査官がそれぞれ約50人ずつ) |
メ モ |
毎年10月に親任の家裁調査官の研修で呼ばれている和光市にある「裁判所職員総合研修所」の隣にある「司法研修所別館」に行って、全国の家庭裁判所で少年審判事件の実務を担当している裁判官・裁判所書記官・家裁調査官の代表者が一堂に介して行われている研究会の中の講演を担当してきました。会場は立派な国際学会が開かれそうな大会議室。夏頃にこの研究会の準備担当者の方とは打ち合わせをしていたので、講演の中でグループワークができるよう事前に裁判官と書記官と調査官が3人一組になるよう着席してもらっていました。 90分間の講演でしたが、途中でその3人一組のトークタイムを予定通り何回か入れて展開していきました。最初は何となく堅い雰囲気だった受講者の皆さんも次第にほぐれて、最後のトークタイムはざっくばらんに自由に語り合うようになっていたかな?
講演内容はアドラー心理学で言われている「劣等感」と「劣等コンプレックス」について紹介しながら、その概念と思春期心性を結びつけながら、思春期の子どもと向き合う大人に必要なことという話題へと進めながら、講演&トークタイムしていきました。裁判官といえども心理学をしっかりと学んでいる方は少ないとのことだったので、丁寧にわかりやすくを心がけました。講演後も担当者の方から「とても勉強になった」とありがたい・嬉しい感想もいただけ、充実した気持ちでそのまま翌日に研修が行われる岩手に新幹線で移動。気分は全国ツアーの真っ最中という感じですね。
写真)司法研修所別館内の講師控え室から見えた風景 |
27 |
一般社団法人日本産業カウンセラー協会 東京支部 研修部主催 講座「家族療法ベーシック第3回」講師 |
日 時 | 2018年:9月8日(土)9:30〜16:30 |
場 所 | 産業カウンセラー協会東京支部代々木教室 |
内 容 |
講義&演習「家族療法ベーシック《第3回》〜組織や家庭で活かすシステムやナラティヴの考え方と振る舞い方」P-N循環理論、リフレーミングについて。社会構成主義とナラティヴ・アプローチについて。無知の姿勢と外在化の演習。 |
参加者 | 産業カウンセラー協会会員など11名 |
メ モ |
産業カウンセラー協会での家族療法の講座の第3回目(最終回)。今回は主にナラティヴ・アプローチについて講義&演習を行いました。前回同様に講義とワークの合間に質疑応答を絡めながら進めていきましたが、今回も参加者からとても素朴な良い質問が次々と出てきて、それに私が一生懸命例え話など通して答えていくことにより、「ナラティヴ」というまた新たな家族療法における認識論を、わかりやすく噛み砕いていくという作業がなされていったように思いました。参加者からの質問によって、その研修での学びが深まるので、質問が出てくることはとても大事ですね。あらためて講師として、講座の参加者からどううまく質問を引き出す、あるいは質問をしやすい状況を作っていく、という講師の腕を磨く必要性があることを感じましたね。
10月に同じ産業カウンセラー協会で家族療法のアドバンス(中級)の研修があるのですが、それはあくまでも「技法」的なアドバンスの研修。つまり家族療法のやり方についてのみの研修なのですが、今回のこの研修を通して、家族療法の「理論」のアドバンス研修も必要だな〜と感じました。10月に研修は技法を磨くロールプレイ実習だけでなく、もう少し理論的な講義も組み込んでみようかな。いろいろ講師としても気づきのあった実のある研修でした。
写真)ワークに熱心に取り組む参加者 |
26 |
日本心理臨床学会第37回大会 自主シンポジウム企画・司会・話題提供者 |
日 時 | 2018年8月31日(金)10時〜12時 |
場 所 | 神戸国際会議場4階402会議室 |
内 容 |
「臨床アドラー心理学」のすすめ-心理臨床実践で活かしていくために- 八巻 秀(駒澤大学・やまき心理臨床オフィス):企画者, 司会者, 話題提供者 鈴木 義也(東洋学園大学):企画者, 話題提供者 深沢 孝之(心理臨床オフィス・ルーエ):企画者, 話題提供者 箕口 雅博(立教大学・IP心理教育研究所):指定討論者 |
参加者 | 心理臨床学会会員 約40名 |
メ モ |
心理臨床学会で発表するのは2年ぶり、アドラー心理学のシンポジウムは3年ぶりでしょうか? いつもは参加者が多く混雑している学会なのですが、9月9日に公認心理師の国家試験があるせいか、今回は閑散としていました。そんな中、朝一番のシンポにどれだけの方が参加してくれるかな〜と思いましたが、まずまずの入り。久しぶりにお会いする方も何人かいらっしゃいました。 シンポはもう発表慣れしてかつ気心知れたメンバーなので、安心して私も発表することができました。私は「アドラー心理学が示す対話実践の展開」というタイトルで、アドラー心理学とオープンダイアローグのつながりについて発表。ちょっと驚いたのが、会場でオープンダイアローグを知っている参加者は会場内でたった4名。アドラー心理学とともに認知がまだまだだな〜と痛感しました。 シンポが終わった後も質問者が殺到し、あらためてこの学会でアドラー心理学の臨床実践を伝え続ける意義を感じましたね。来年からスタートするアドラー心理学の新しい学会の宣伝もできたのが良かったかな
写真)シンポ開始40分前の会場。この時点ではまだ参加者は誰もいませんでした。 |
25 |
秋田県社会福祉協議会 生活保護行政課題別研修 講師 |
日 時 | 2018年8月23日(木)10時半〜16時半 |
場 所 | 秋田県社会福祉協議会会館 7階 研修室 |
内 容 |
講義&演習「面接技術の基本」「管理職者による部下への関わり方」など |
参加者 | 秋田県内の福祉事務所の管理職員(所長、課長など)6名。 |
メ モ |
秋田県の生活保護行政に携わる福祉事務所の管理者研修の講師を担当するのも、今年で4年目くらいになりましたか。今年も昨年同様できるだけ参加者のニーズを引き出しながら行うオープンダイアローグ形式の研修を行ってみました。 最初の自己紹介ワークでたっぷり2時間以上かけて場をほぐし、昼食休憩をはさんで、その後は参加者一人一人が持ち時間をかけて、自分の話題提供をしていくという「聖域なき質疑応答」の時間を、休憩挟みながら約2時間半にわたって行いました。今回の参加者は皆とてもノリが良く熱心で、参加者からの質問も非常に刺激的な現場ならではの内容ばかり。私も必要に応じてお答えしながらも、参加者同士での意見交換などの会話も多く起こるようになってきて、活発な議論の場になっていったように思えました。
最後に参加者一人一人から感想をいただく時間もとれたので、それらのコメントを聞きながら、参加者にとっても普段とは違う良い学びの場になったかなと思えました。 今回の研修の方法は、一方的なものではない、参加者同士で学べる、現場のニーズにかなった研修のスタイルになれたように思えましたし、今後もどんどん使っていきたい研修方法の1つですね!
左から 写真1)秋田県社会福祉協議会会館のビル 写真2)同上の入り口 写真3)「聖域なき質疑応答の時間」の前に参加者に話題をホワイトボードに書いてもらいました。 |
24 |
一般社団法人日本産業カウンセラー協会 東京支部 研修部主催 講座「家族療法ベーシック第2回」講師 |
日 時 | 2018年8月18日(土)9:30〜16:30 |
場 所 | 産業カウンセラー協会東京支部代々木教室 |
内 容 |
講義&演習「家族療法ベーシック《第2回》〜組織や家庭で活かすシステムやナラティヴの考え方と振る舞い方」円環的思考〜システム論的思考について講義&演習。アドラー心理学の「対人関係論」のDVD鑑賞。家族療法的聴き方(ジョイニング)の練習。 |
参加者 | 産業カウンセラー協会会員など11名 |
メ モ |
産業カウンセラー協会での家族療法の講座の第2回目。今回はまずは家族療法の「円環的思考」について講義と演習を行いました。前回以上に質問が多く出てきて、それもとても刺激的な良い質問ばかり。それに私がしっかりと答えることによって、より理解が深まるという良い循環が起きていましたね。さらに私の家族療法の研修では、おそらく初めてアドラー心理学の「対人関係論」のDVDを鑑賞してもらいました。そのDVDについての感想や疑問点をグループで話しあってもらって、その上で質疑応答の時間をとったことによって、たくさんの質問が出ましたし、それに対するコメントをすることによって、私自身もアドラー心理学から家族療法への歴史的流れについて、どう捉えて・考えていくのか、しっかりと整理ができたように思えましたね。
沖縄から帰ってきた翌日で、少々疲れもありましたが、このように質疑応答の時間がとてもよく、より充実した学びの時間になったと思え、研修終了後はとても良い気分で帰宅することができましたね。来月はじめには第3回(最終回)があるクラスなので、今回やり切れなっなかった分も含めて、しっかりとさらに「ナラティヴ」について、質応答を重視しながら講義&演習しようと思いました。 |
23 |
沖縄国際大学集中講義 講師 |
日 時 | 2018年8月13日(月)〜16日(木) |
場 所 | 沖縄国際大学13号館4階103教室(沖縄県宜野湾市) |
内 容 |
「社会福祉学特講B」アドラー心理学の理論と技法について |
参加者 | 人間福祉学科(心理カウンセリング専攻と社会福祉専攻)の学生、約40名 |
メ モ |
3年ぶりに沖縄国際大学で集中講義をしてきました。沖縄に来るのも2年ぶりでしょうか。沖縄入りした初日から沖縄の知人・友人との再会、楽しい飲み会がありました。 大学での講義は前回と比べて受講者数は倍増。朝9時からの講義でしたが、比較的遅刻者も少なく、前回同様やはり熱心な受講生が多かったですね。アドラー心理学の人間関係についての理論などを、講義だけでなく、DVD鑑賞やグループワークなどをふんだんに入れて、展開していきました。結局、1日4コマ(9時〜16時10分)で4日間連続の授業を、学生たちはしっかりと参加してくれました! そのおかげで、最終日の17日は、夕方の飛行機の便の時間までオフになり、お世話になった沖縄国際大学の知名先生と、しっかり海遊び&観光デート(?笑)をすることができました! その日は天気も良く、しっかり日焼けしながら、美しい海でシュノーケリングを体験して、夏の沖縄を満喫することができましたね。 ありがたいことに、この集中講義の期間に地元のNPOから講演の依頼があって、今年の11月か12月に沖縄で講演&研修会をすることが決まりました。秋の沖縄でまたお仕事できるのが、今から楽しみですね。
写真1)熱心に最後のレポートに取り組む沖国大の学生たち 写真2)沖縄国際大学の正門から見える13号館 写真3)17日の観光写真:今帰仁村(なきじんむら)というところにある城跡に行きました。 写真4)今帰仁村の赤墓という海岸でシュノーケリングを楽しみました。 |
22 |
横須賀市教育研究所「コミュニケーション研修」講師 |
日 時 | 2018年8月8日(水)9時半〜12時 |
場 所 | ヴェルクよこすか・勤労福祉会館 第1会議室(神奈川県横須賀市) |
内 容 |
コミュニケーション研修「気持ちが伝わるコミュニケーションのあり方〜対話実践を行うということ」 |
参加者 | 横須賀市内の小・中・高の教員(6年経験者)約70名 |
メ モ |
昨年に引き続き、横須賀市教育委員会主催の夏季の教員研修の講師を担当してきました。台風が関東地方に接近していて風が強い中にも関わらず、小学校の教員が中心の会議室がいっぱいの参加者。みなさん熱心ですね〜。最初の自己紹介ワークからスモールグループを作って見ましたが、さすが教員の皆さんはノリが良い! どのグループも「対話」を楽しんでいる様子がしっかりと伝わってきました。 コミュニケーションをより良いものにするために、どのような姿勢や工夫が必要か、というテーマで講義とワークをはさみながら展開していきましたが、オープンダイアローグで言われている「対話実践」について、どのようにわかりやすく伝え、体験していただけるかが今回の研修のポイント。ワークを積み重ねていくほどに参加者の雰囲気はさらにほぐれて、とても良い感じに「対話」がなされていったように思えましたが、一人一人の学びとして結果的にはどうだったのかな〜? 研修後のアンケートを読んでみたいですね。 研修担当の方もずっと熱心に聞いておられ、研修後には嬉しい・ありがたい感想もいただきました。来年も横須賀市に呼んでもらえそうかな~? |
21 |
東京都北区教育相談研修会講師 |
日 時 | 2018年8月1日(水)9時半〜12時及び13時〜15時半 |
場 所 | 北区役所 滝野川分庁舎 1階大会議室 |
内 容 |
(午前 初級)「保護者面談の基礎・基本」(講義・演習)約40名 (午後 中級)「保護者支援の実際」(講義・演習)約30名 |
参加者 | 北区内の幼稚園・小学校・中学校教員、スクールカウンセラー |
メ モ |
3年ぶりに北区の教育研修の講師を担当しました。午前中は初任者の研修、午後は中堅以降の研修という位置付けで、「保護者対応」という共通テーマでした。 3年前とは担当の方も変わって、少し勝手は違いましたが、いつものようにグループ討議を織り交ぜながら展開していきました。この日も外は猛暑。室内とはいえ、ついダラけそうになるような天候の中、参加者の皆さん熱心に語り合っていましたね。 この研修は教員とスクールカウンセラーが一緒に受けるというユニークなものなので、研修内容や展開の仕方をもう少し工夫しても良かったかなという反省は残りましたね。もし来年もお声がかかるようなら、もう少し考えてみたいところですね。 |
20 |
岩手県教育委員会主催 平成30年度授業力向上研修(免許状更新講習)講師 |
日 時 | 2018年7月31日(火)14:15〜15:45 |
場 所 | アイーナ(いわて県民情報交流センター)小田島ほ〜る(岩手県盛岡市) |
内 容 | 授業力向上研修講座 講義「学校で活かす実効的なカウンセリング理論と技法」 |
参加者 | 岩手県内の小・中・高・特別支援学校の現職教諭、養護教諭、栄養教諭、など506名。 |
メ モ |
岩手県の教員対象の教員免許更新のための研修を担当してもう5回目。だいぶ勝手がわかっているので、これまでになくゆとりをもって望めました。会場も迷うことなく行けました(笑)。今回はこれでで一番参加人数が多いとのこと。会場に入りきれず、別室でサテライトの教室も作ったそうです。 講座の中身としては「対話すること」をキーワードに講義と討議を織り交ぜて展開しましたが、自分としてはまずまず納得できる手応えを感じましたね。しっかりと笑いも取れましたし〜。 この講座はまた来年1月に同じものをやる必要があるので、同じパワポでおそらく更新しているであろう自分の考えをどう織り込んでいくのかが次なる課題でしょうか?
翌々日には担当者から以下のような嬉しいお礼のメールをいただき、ますます岩手の教育の応援を続けていこうと勇気をもらった感じです。
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・・・・・・
授業力向上研修「必修1」では貴重なご講義を頂きありがとうございました。 研修者からは、 「すぐに実践すべき内容でありました。特に高校ですと、今後どうしたいか、私がそれに対し何ができるか、は常にどのような場面でも考えていきたいと思っています。生徒の「P」が増えるよう私自身の「P」を増やすよう過ごしたいと感じました。」 「学校で活かす実効的なカウンセリングについては、今後生活において実行していきたいと感じました。 自分のポジティブさやネガティブさは相手に伝わるという話を聞いて、これまでの自分の姿を振り返ってみると、ネガティブを振りまいていたのでないかと反省させられました。生徒や保護者に対応する時にも、対話から逃げずに関係を築いていきたいと思います。」 といった感想が寄せられました。 この先生たちの思いが、きっと岩手の子供たちの力になると確信しております。 また、同じ岩手県出身ということで、多くの皆様が親しみを持って受講したようです。 ご活躍を誇らしく思っておりますとの記述も多く見受けられました。 私たちも同じ想いです。
この度は、お忙しいところ本当にありがとうございました。
・・・・・・
写真)会場のアイーナ(いわて県民情報交流センター)の内部 |
19 |
日本ブリーフサイコセラピー学会 第28回京都大会 自主シンポジウム 企画・シンポジスト |
日 時 | 2018年7月29日(日)9時〜10時半 |
場 所 | 龍谷大学大宮キャンパス東黌303(京都市下京区七条通大宮東入大工町) |
内 容 | 自主シンポ「ブリーフ”を伝えていくということ~大学院生への”ブリーフ”教育のあり方を問う」 シンポジスト:北村 文昭(青山学院大学)、坂本 真佐哉(神戸松蔭女子学院大学)、柴田 健(秋田大学)、八巻 秀(駒澤大学) |
参加者 | ブリーフサイコセラピー学会員 約40名 |
メ モ |
気心知れた先生方とブリーフセラピーの大学院教育について語り合うようなシンポジウムを開きました。事前打ち合わせは始まる直前に少しだけしただけでしたが、さすが先生方は発表慣れしていて、スムーズに進行できましたし、4名ともそれぞれの個性が出ていて、私にとっては非常に興味深いものばかりでした。参加した会場の皆さんとも討論の時間も少し取れましたが、これからさらに討論が盛り上がるというところで時間切れ。う〜ん90分は短かったですね。 企画した時は「ちょっと地味なテーマかな?」とも思ったのですが、また数年後にもう少し工夫(時間を少し長めにしてなど)をしながら取り上げても良いテーマだと思えましたね。 |
18 |
横浜家庭裁判所自庁研修講師 |
日 時 | 2018年7月24日(火)13時〜16時 |
場 所 | 横浜家庭裁判所5階大会議室 |
内 容 | 講義&演習「面接技法」 |
参加者 | 横浜家庭裁判所所属の家裁調査官(家事部)45名 |
メ モ |
昨年の10月以来の横浜家庭裁判所での家裁調査官の「面接技法」に関するロールプレイ研修。前回の研修では講師としての手応えが弱かった記憶があったので、今回は気合いを入れて(?)のぞみました。家裁調査官は転勤が多い職業なのですが、昨年の私の研修を受けていた参加者は10人くらい。大幅にメンバーが入れ替わっていましたね。 昨年同様に事前に詳細なスケジュール案が送られてきていたので、研修のイメージはしっかりとできていたのですが、その研修現場にいると、やはりいろいろなアイディアが湧いてきて、司会進行役と相談しながら、次々と予定を変更したのも昨年と同じでしたね。私の「即興性」の本領発揮でした(笑)。 今回扱ったケースは、11歳の女の子と調査官の面接場面だったので、最初に私の方から「今日は参加者全員に必ず11歳の子どもの役をやっていただきます!」と宣言。進行がスムーズに展開したので、結局一人2回は子ども役をやっていただいたことになるかな? さすが面接慣れしている参加者の方ばかりで、皆さんしっかりと子どもになってくれていましたね。グループごとのふりかえりの時間はしっかり取れたのですが、全体では取る時間がなかったので、やはりその場で「研修アンケートに今日の学びを書いてもらい、あとで取りまとめる」という提案もしてみました。今回は後からその参加者のアンケート結果を送っていただく予定なので、またそれを参考にして、このような「面接技法」ロールプレイ研修の精度を上げていこうと思えましたね。
写真)横浜家庭裁判所の外観 |
17 |
夢ナビライブ2018 東京会場 講義ライブ 講師 |
日 時 | 2018年7月14日(土)16:00〜17:00 |
場 所 | 東京ビックサイト |
内 容 | 講義:「アドラー心理学」ってどんな心理学? |
参加者 | 夢ナビ参加高校生や教師 約200名。 |
メ モ |
1年ぶりの「夢ナビ」東京会場での講義。今回も高校生に向けてアドラー心理学について話をしてきました。夢ナビというのは大学受験を考えている高校生に対して、様々な情報提供や大学教師が自分の専門分野についてのミニ講義を行ったりする毎年全国様々な箇所で行われているイベント。東京会場はお台場の「東京ビックサイト」。広い会場でしたが、そこが大変な混雑になるくらい大勢の高校生が参加していましたね(会場者数は主催者発表では5万人!)。
私の講義は30分でしたが、やはり心理学への関心の高さからか立ち見もでていました。もう3回目の講義ということもあり、たっぷりと余裕を持ってお話しできましたね。終了後は質問コーナーに移動して、5人の高校生から、アドラー心理学だけでなく、大学のカリキュラムや国家資格の公認心理師についての質問などを受けました。高校生はまさにこれから色々な道に進んでいくために模索真っ最中という感じ。さて高校生に「夢」を与えられたかな? 大学進学に向けて良い刺激になる機会になってくれたなら嬉しいですね!
写真1)講義ライブ会場 写真2)会場の東京ビックサイト |
16 |
一般社団法人 日本産業カウンセラー協会 東京支部 研修部主催 講座「1から始めて明日から使えるブリーフセラピー第1回」講師 |
日 時 | 2018年7月13日(金)18:45〜21:15 |
場 所 | 産業カウンセラー協会 東京支部代々木教室 |
内 容 | 講義&演習「1から始めて明日から使えるブリーフセラピー金曜夜間コース《第1回》」ブリーフセラピーとは? コンプリメント&社会構成主義について。 |
参加者 | 産業カウンセラー協会会員など16名 |
メ モ |
産業カウンセラー協会でのブリーフセラピーの入門講座の第1回を担当。この講座はこれから10月まで金曜日の夜に6回行われるという形態で、私は初回と最終回を担当し、2〜5回はオフィス代表の久持が担当するというリレー形式の講座。仕事帰りの16名の参加者で講義とワークを展開していきました。これまで何度もお邪魔していた産業カウンセラー協会の会場ですが、夜の講座を担当するのは初めて。また昼間とは違った雰囲気になるんですね。 次回以降はきっとワークが多くなると予想できたし、ブリーフセラピーは初めてという方が多かったので、ワークは少なめにして、その理論と思想をゆっくり時間をかけて講義しました。途中の質問も程良く出てきて、まあ〜初回(+前座?)としては必要なことを参加者の皆さんにお伝えできたかな? 次回担当の最終回は10月末。一夏を超えてブリーフセラピーの面白さをしっかりと味わってほしいですね。
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15 |
武蔵野市教育支援センター主催子育て講演会 講師 |
日 時 | 2018年7月10日(火)10時〜12時 |
場 所 | 武蔵野市役所西棟8階811会議室 |
内 容 | 講演&演習「幸せになる子育てのヒント~子供を伸ばす上手なかかわり方~」 |
参加者 | 武蔵野市民 約60名 |
メ モ |
武蔵野市での子育て関係の講演会の講師を担当してきました。会場の武蔵野市役所はJR三鷹駅から歩いて20分くらいのところ。初めて入りましたが、立派な建物でしたね。 当日はうだるような暑さにも関わらず多くのお母さん(ひと組ご夫婦で来られた方も)が参加してくださいました。「幸せな子育てのための11か条」というものを考えて、それを1つずつ説明しながら、時々お近くの方と語り合う「トークタイム」を入れながら、2時間休みなしで進行していきました。参加者は熱心な方が多いようでトークタイムも盛り上がっていましたね〜! 最後に質疑応答の時間も20分ほど取れましたが、次々と質問が出てきていました。
子育て講演を担当するのは久しぶりでしたが、やはり私なりの話題提供もできるんだな〜と改めて思いましたし、やり続ける意義を感じましたね〜。今年はあと3回くらい子育て講演をやる予定。参加される方にとって、より良いものにしていきたいですね。
写真)武蔵野市役所の建物 |
14 |
一般社団法人日本産業カウンセラー協会 東京支部 研修部主催 講座「家族療法ベーシック第1回」講師 |
日 時 | 2018年7月8日(日)9:30〜16:30 |
場 所 | 産業カウンセラー協会東京支部代々木教室 |
内 容 | 講義&演習「家族療法ベーシック《第1回》〜組織や家庭で活かすシステムやナラティヴの考え方と振る舞い方」システム論について講義&演習。家族療法的聴き方(ジョイニング)について。 |
参加者 | 産業カウンセラー協会会員など12名 |
メ モ |
産業カウンセラー協会での家族療法の講座3回シリーズのの初回。今回は主に家族療法の「システム論」について講義と演習を行いました。難解な理論と言われているシステム論を家族療法の初心者にいかに分かりやすく教えられるか、講師として腕の見せ所だったのですが、参加者の皆さんの理解はどうだったかな? 今回は珍しく参加者が全員女性。だからというわけではありませんが、午後のワークは「家族療法家は司会進行役でもある」というコンセプトのもと、「女子会トーク的グループ・ワーク」をやってみました。いや〜皆さん、楽しそうにお話しされて、こちらが講義する前に、自然にジョイニングができていましたね〜! 女子会トークおそるべし(?!)です(笑)。質問もどんどん出て、それがまた深い学びにつながっていました。 あと2回あるこの講座、どのような学びが展開していくか、とても楽しみですね!
写真)講座中に参加者に「司会役で必要な配慮と工夫」について意見を書いてもらいました。 |
13 |
平成30年度 岩手県総合教育センター主催 アドラー心理学に学ぶ いじめを予防する学級集団づくり 研修講座 講師 |
日 時 | 2018年7月6日(金)9:00〜16:15 |
場 所 | 岩手県総合教育センター4階大会議室 |
内 容 | 講義&実習 「いじめ問題に教員ができること-アドラー心理学的取り組み方-」 |
参加者 | 岩手県内の教員(小学・中学・高校・特別支援)約100名 |
メ モ |
昨年の10月に引き続いて、岩手の教員対象の「いじめ」に関する研修講師を担当してきました。 昨年までのこの講座は、受講を希望する教員のための講座でしたが、今回から県の教育委員会や教育事務所等から推薦または指名のあった教諭が参加する形に変わりました。このような形で今年から6年かけて岩手県内の小・中・高等学校+特別支援学校すべての学校の代表の教諭が受講することになるとのこと。いや〜そのような講座を担当できるのは光栄なことですし、準備にも気合が入りましたね。 今年からはアドラー心理学のいじめ対策の「実践編」を担当するもう一人の講師の方が、前日に講座を展開されていたので、私はどちらかというとアドラー心理学の「理論編」を担当という感じ。いじめへの対応のアドラー心理学的なキーワードになる「共同体感覚」と「勇気づけ(=勇気を高めること)」について、講義と演習を絡めながらお話ししていきました。 前日にすでに1日目の研修を受けて雰囲気がほぐれているせいか、参加されている先生方はとてもノリが良い感じ。そのせいか私も最初からトップ・ギアで(?)お話ししていくことができましたね〜!(笑) 全体的には講義と演習のバランスはまずまず取れていた感じで、研修はスムーズに展開できたと思いましたが、あえて反省点を言えば、もう少し「課題の分離」(→今後は「課題の分担」と名前を変えようと思います!)についてのワークを、もっときめ細かいものにできるかなと思えましたね。やはりワークの時間も全体的にもう少しだけ増やしても良いかな? 参加者の皆さんは最後の方はワーク疲れ気味(?)でしたが、最後までとても熱心に聞いてくれました。私自身も思わず調子に乗って、最後の最後は3本じめならぬ「3段じめ」で講座を締めさせていただきました。これから5年間、少しずつ改良しながらこのいじめ講座をやっていこうと改めて強く思いましたね。 |
12 |
立川市教育委員会 教育支援課主催 講演会 講師 |
日 時 | 2018年7月3日(火)14時半〜16時半 |
場 所 | 立川市子ども未来センター多目的室 |
内 容 | 講演『ちょっと気になる子どものサイン~子どもの気になる行動 見立てと支援の着眼点~』 |
参加者 | 立川市内の幼稚園、保育園、小学校、中学校の保育士、教職員や相談員、など36名。 |
メ モ |
オフィスから歩いて3分のところにある「子ども未来センター」で、2年ぶりに講演をしました。ここで主催する講演会はいつも参加者がバラエティーなのが特徴。幼稚園・保育園から小中学校の先生(+園長&校長も!)という教員をはじめとして、学童の職員、子ども家庭支援センターの職員まで、ホント様々な方に今回もご参加いただきました。
いただいたテーマが「気になる子どものサイン」。と言っても参加者が関わっている子どもたちも年齢も状況も幅広いので、いや〜準備には少々苦労しましたね。「子どものサインをどう見つけるか」という受身的な発想ではなく、「子どもにどう関わることによって必要なサインを見つけられるか」と少し積極的な姿勢に置き換えることによって、準備がスムーズに進みましたね。まあ〜サッカーW杯的に言えば、守備的に考えるより、攻撃的に考えるということでしょうか?(何のこっちゃ?笑)
2時間という休憩を取るかどうか、なかなか難しい時間枠だったのですが、いくつかワークを入れたので、最後の質疑応答まで休憩なしでやりきることができましたね。終了後も中学校の校長先生や学童の職員の方からお声をかけていただき、まずまずの手応えを感じた講演でした。 その後はまたオフィスに戻って2つのケースを20時過ぎまでやりましたが、講演会場がこんなに近くだと体力的には楽にできましたね。 |
11 |
日本支援助言士協会主催「アドラー心理学合宿」講師 |
日 時 | 2018年6月30日(土)12時半~7月1日(日)13時 |
場 所 | 藤野芸術の家(神奈川県相模原市緑区牧野4819) |
内 容 | 1日目は講義&演習「ジョイニングについて」。2日目は鈴木 義也先生(東洋学園大学)、深沢 孝之(心理臨床オフィス・ルーエ)、梶野真先生(アドラー心理学協会)と合同でパネルディスカッション「アドラー心理学の活かし方の提言」担当 |
参加者 | 幼稚園や小学校教師、相談員など約30名 |
メ モ |
日本支援助言士協会主催の「アドラー合宿」に講師として参加するのも今年で3年目。今回は昨年よりは参加者は少なかったのですが、いろいろな出会いが起きるにはちょうど良い人数でした。例年よりものすごい早さで梅雨が明け、合宿地は2日間とも気持ちの良い晴天。ずっと室内でのプログラムではありましたが、参加者の熱気は外に負けないものでした。
今回の合宿は心から信頼できる講師の先生方とスタッフということもあり、私は気楽に自分の担当分だけを準備して望みました。私の担当の約1時間半は「ジョイニング」というお題をいただいたので、久々に「ナシナシ研修(=パワーポイントなし、配布資料なし)」(別名「会話による体育の時間」)を行いました。他の先生方が講義&演習中心だったので、会話のワークばかりをする時間は、参加者にとって良い運動と気分転換になったようですね。
夕食後の夜の懇親会も、参加者とともにアドラー心理学を酒のツマミにして熱く語りあい、結局2次会までおつきあいしました。3年続いた合宿でしたが、私にとっては一番落ち着いて参加できたように思えましたね。来年スタートするアドラーの新しい学会のこともしっかりと宣伝できましたし、来年はまた新しい形での合宿がありそうで、これからも日本のアドラー心理学の活動は楽しみですね。
写真1)講座の様子 その1 写真2)講座の様子 その2 写真3)キレの良い青空の下で集合写真 |
10 |
新任保護観察官研修 講師 |
日 時 | 6月22日(金)15時半〜18時 |
場 所 | 法務省法務総合研究所 赤れんが棟第一教室(千代田区霞が関) |
内 容 | 保護観察官中等科研修(H30.6.7~7.27)の期間中の2時間半の講義&演習「家族をどう見立て・働きかけるか?〜家族療法の視点と関わり方」 |
参加者 | 新任の保護観察官78名+研修担当教官2名 |
メ モ |
今年度採用された全国の保護観察官の新任研修の講師を初めて担当してきました。場所は何度か前は通ったことのある法務省の赤れんが棟。美しい趣のある建物ですね。入口は物々しい警備で、2度チェックを受けてやっと中に入ることができました。 新任研修といっても、受講者はそれまで保護観察の事務を数年担当してきたこともあり、平均年齢は30歳前後。ただ心理学そして家族療法については、ほとんどの方が初めて触れるということはわかっていたので、初歩的なお話とワークを絡めて結構長い2時間半の研修を展開しました。研修の始まりが「起立!礼!」の号令で、やはり予想通り雰囲気もかたい。そこからどうほぐしていくか、私自身も楽しみながら研修を進めることができました。システム論を学生時代に勉強してきたという社会学科出身の受講生もいて途中は少しマニアックな話もでき、休憩前後で参加者から質問もたくさん出てくるようになりました。後半は家族療法的な聞き方練習のペアワークを少し多めに体験してもらいました。最後はこれから様々な困難事例を経験するであろう皆さんに熱く(?)エールを送って終了となりました。そのあと、拍手と号令で終わったので、これもお決まりかと思っていたら、研修後にずっと後ろで参加されていた教官の方から「あの拍手はお決まりではなく、自然発生していましたね〜」との指摘。講義内容ではちょっと過激に話したところもありましたが、受講生の心に少しは響いてくれたのかな〜と嬉しく思いました。保護観察もやはり今後も応援していきたいお仕事の1つですね。
写真)会場の赤れんが棟 |
9 |
秋田県 新任生活保護査察指導員 研修 講師 |
日 時 | 6月19日(火)9:30〜15:30 |
場 所 | 秋田県社会福祉協議会館7階研修室 |
内 容 | 講義&演習「査察指導員によるスーパーバイズについて」 |
参加者 | 秋田県・市福祉事務所の新任の生活保護担当査察指導員 7名 |
メ モ |
毎年6月恒例の生活保護の査察指導員(スーパーバイザー)の研修。昨年は講義を多めにして実施したのですが、今ひとつ手応えが弱かったので、今年は丁寧に自己紹介ワークから始めて、フリートークを中心に展開するという予定でのぞみました。いざ始めてみると、何と自己紹介ワークだけで午前中の2時間半(休憩なし!)を費やしました。参加者一人一人が自己紹介していくと次第に自分の体験・経験を大いに語るようになっていったのは、想定内とは言え(どうしてそうできたかは企業秘密!笑)とてもよかったですね〜!
午後からは外ゼミでよく使っている「聖域なき質疑応答の時間」を行いました。参加者自らテーマと会話の仕方を選んでもらい、前もってお昼休み時間中に自分のテーマと会話方法を各自が前にあるホワイトボードに書いてもらって、それを見ながら午後の研修を展開していきました。 選ばれたテーマは生活保護の仕事をやっていく上での現場ならではのものばかり。午前中のセッションですっかり会話になれた参加者の皆さんから積極的な意見も出てきて、まさにオープンダイアローグ的な雰囲気の中、進行していきました。研修の最後の方に会場に来られた秋田県健康福祉部の副主幹の職員の方も「とても和やかな良い雰囲気でしたね〜」と感想を述べられていました。やはり生活保護という難しい現場の方のニーズにかなった研修の1つのあり方は、一方的な講義よりも参加者一人一人の声をオープンダイアローグすることなんだな〜と強く思えましたね。
写真1)昼休み中にホワイトボードに記入する参加者 写真2)出来上がった各自のテーマが書かれたホワイトボード |
8 |
ルーテル学院大学大学院OGによる研究会講師 |
日 時 | 6月10日(日)14:45〜16:45 |
場 所 | 武蔵野プレイス(JR武蔵境駅前) |
内 容 | 公認心理師現任者講習における事例検討+公認心理師国家試験の対策について |
参加者 | ルーテル学院大学大学院OG臨床心理士13名 |
メ モ |
ご縁があってルーテル学院大学大学院のOGの自主研究会の講師を担当してきました。現任者講習会のテキストに載っていない事例を紹介し検討するという目的で呼んでいただきましたが、紹介する事例の量が福祉・教育・司法・産業の4つの領域から全部で12例ととてもボリュームがあったので、2時間の研修は駆け足で展開した感じになりましたね。最後には私なりに考える今年の9月に行われる国家試験の対策についてもお話させていただきました。参加者の皆さん、やはり国家試験対策ということもあって、とても熱心に聞いておられましたね。今後、このような公認心理師国家試験対策の講座講師の話が増えてくるかも〜?!
会場の武蔵野プレイスは、図書館の中にあるおしゃれなカフェ&会議室という感じで、とても綺麗な場所でした。駅の目の前にあって便利でしたね。
写真)武蔵野プレイスの外観 |
7 |
日本支援助言士協会 第14期コミュニティカウンセラー養成講座 講師 |
日 時 | 6月9日(土)10:00〜17:00 |
場 所 | 支援助言士協会セミナールーム(横浜市) |
内 容 | 講義&演習 「臨床理論:現場で役立つ ものの見方・ふるまい方とは」 |
参加者 | 一般の方11名 |
メ モ |
昨年の10月以来の支援助言士協会での研修講座。この講座のテキスト内容はある程度しっかりと出来上がっているので、事前準備はある意味楽でしたが、その中に参加者に応じたワークをどう盛り込むかは、その場で判断しようと臨みました。 参加者はいつも以上に多く、自己紹介の時間でも「八巻先生のお話を聞きたくて参加した」と嬉しい参加動機を語られる方もいて、気合いが入りました!(笑)
予定どおりその場で選んだワークを盛り込むことができましたが、参加者お二人の方とデモンストレーションをやったのは想定外でしたね。最近は大学院の授業でもデモンストレーションをやることが多くなり、それも参加者にとっては学びになるのかなと思えるようになりました。私自身にとってもデモンストレーションは色々な意味で勉強になるので、今後は積極的にデモンストレーションを研修内容に盛り込むようにしていこうと思いましたね。
終了後は一部の参加者の皆さんと横浜駅近くの居酒屋で懇親会。楽しいひと時でした。
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6 |
秋田県 新任生活保護担当職員 基礎研修 講師 |
日 時 | 6月5日(火)9:30〜15:30 |
場 所 | 秋田県社会福祉協議会館7階研修室 |
内 容 | 講義&演習「ケースワーカーのストレスマネジメント」「面接技術の基本」 |
参加者 | 秋田県・市福祉事務所の生活保護担当職員(生活保護行政経験1年未満のケースワーカー及び医療・介護扶助事務担当)42名 |
メ モ |
毎年この時期の恒例である秋田県の生活保護担当のケースワーカーの新任者の研修を今年も担当してきました。この研修も今年で5年目。今年はあえて昨年とほぼ同じパワポ資料をそのまま使ってのぞみました。準備段階で昨年の資料を見ながら「これをベースに今年はどんな話ができるかな?」と何となく思えたからです。今までの経験では、同じパワポ資料を使うと、マンネリになってしまうせいか、研修の展開が少しダレ気味になってしまうことが多かったのですが、今回は不思議と新鮮な気持ちでまずまず良い研修ができたと思えましたね。熱心に聞いてくださる受講生も多く、最後は生活保護という難しいお仕事に取り組んでいる参加者に熱くエールを送りました。今年もあと2回秋田で生活保護に携わる人たちの研修を行う予定。昨年よりもさらに一歩進んだ実のある研修にするために、がんばるぞ〜!!
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NHK あさイチ「特集:聞いて!我が家の想定外」のコメンテーター |
日 時 | 5月23日(水)8:15〜9:55 |
場 所 | NHK(東京都渋谷区) |
内 容 | 特集「聞いて!我が家の”想定外” 私が仕事に出て見たら・・・」でコメント |
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2年ぶりにそれも同じ5月23日にNHK「あさイチ」にスタジオ出演してきました。何かご縁を感じますね〜。前回と同じようにハイヤーが自宅にお迎えに来て、朝6時半前にスタジオ入り。2回目なのでなんとなく勝手がわかっていたこともあって、緊張することもなく本番を迎えることができました。 今回は専門家のコメンテーターが私と経済コンサルタントの方も二人だけだったので、前回よりはしっかりとコメントする時間がありましたが、やはり生放送、結局時間が押せ押せになってしまい、用意したフリップも最後の1つは出せずじまい。でもまあ〜前回よりは思っていることを話せた感じでしたね。 生放送のスタジオは戦場のような雰囲気であった印象は前回と変わらず、その戦場にいるという緊張感はなかなか普段は味わえない貴重な経験でしたね。 この日の夜には普段にない疲れでクタクタになっている自分がいました。普段からテレビに出られている芸能人の方々はすごいな〜と改めて思いましたね〜
写真)本番前のスタジオ |
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第11回 学外ゼミナール コーディネーター |
日 時 | 5月11日(金)10:00〜17:00 |
場 所 | たましんRISURUホール(立川市市民会館)第4会議室 |
内 容 | 講義&討議「公認心理師の職責」+聖域なき質疑応答 |
参加者 | スクールカウンセラー、幼稚園講師、福祉関係職員など7名 |
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今回の外ゼミの午前中のテーマは、ちょっとまじめに「公認心理師の職責」という心理職の職業倫理について、取り上げてみました。参加者は珍しく全員女性。その中で臨床心理士の方が5名。いつになく専門色が強い参加者構成でした。午前中はそのせいか「公認心理師」をめぐって次々と質問が出て、「なぜ臨床心理士が国家資格にならなかったのか」「臨床心理士と公認心理士との違い」「公認心理師試験対策はどうすれば?」などについての質疑応答の時間になりましたね。その間にこちらで用意した「職責」のプリントによる講義なども織り交ぜながら、参加者同士での話し合いもあって、とても良い情報交換の場にもなったようですね。 午後は「聖域なき質疑応答」の時間の予定でしたが、参加者の希望を募ると7名中5名の方が「八巻のスーパービジョンあるいはコンサルテーションを受けたい」を希望。午後のほとんどの時間が公開スーパービジョンの時間となりました。それぞれの方が抱えている問題やテーマに対して、一人当たり20〜30分の時間でスーパービジョンを行っていきましたが、それぞれの方が何かヒントを得たりあるいは良いアイディアが見つかったり、何かしら納得してくださったように思えましたね。「みなさんからの意見を聞きたい」という方もいらして参加者同士のディスカッションになることもあり、午後もまたとても良い学びの時間になったようです 終了後の懇親会は参加者4名と少なめでしたが、美味しい料理を食べながら、まさにアフター外ゼミな話(?)ができたのも良かった。うん、外ゼミはやはり自分のライフワークとして、ぼちぼちと無理なく続けていきたいと思いましたね。
(写真)外ゼミ開始前の会場 |
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公認心理師 現任者講習会 講師(国際心理支援協会 主催) |
日 時 | 5月3日(木)9:00〜15:00 |
場 所 | 名古屋プライムセントラルタワー13階会議室 |
内 容 | 講義「公認心理師の職責」「保健医療分野の法規と制度」「保健医療分野の心理社会的課題と事例検討」 |
参加者 | 公認心理師試験の受験希望者 約380名 |
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3月に東京で行われた現任者講習の講師を今度は名古屋で担当。今回の内容は「公認心理師の職責」と「保健医療分野の法律・制度と事例検討」でした。「公認心理師の職責」はだいぶ内容にも慣れてきたせいか、まずまずスムーズに講義とグループ討議を展開できましたが、医療制度の説明は前回よりなんとなくおぼつかない感じ。ありがたいことに前の席にベテランの医師の方がお二人が参加されていたので、その方々に「医療保護入院」と「応急入院」「措置入院」の違いなどについて、実例をあげてわかりやすく説明していただけました。いや〜助かりましたし、私自身も大変勉強になりました。 会場は東京とは違って綺麗で広めで圧迫感は少なく、休憩スペースもあったのはとても良かったのですが、トイレは会場の13階のものしか使えず、女性用のトイレの前は休憩時間ごとに大行列になっていました。初日ということもあって、ほかにもトラブルが続出。参加者の皆さんやスタッフの皆さん本当にお疲れ様です。 東京会場の時もそうでしたが、やはりこの名古屋でも、参加者の中に久しぶり(約30年ぶり?)にお会いする懐かしい人などとの再会もあって、懐かしさとともに嬉しかったですね。またある何人かの参加者の方からも「先生の授業、楽しいです」などとツイートしていただいたりして、こちらも嬉しかった〜! このような講師をやるにあたり、このようなフィードバックは励みになりますね。
(写真)会場の前部分 |
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「医療」と「心理」からアトピーを考えるシンポジウム in 神戸 講演&ライブトーク担当 |
日 時 | 4月22日(日)13:00〜16:30 |
場 所 | 神戸市勤労会館 (神戸市中央区雲井通5丁目1-2) |
内 容 | 基調講演&ライブトーク「それぞれの立場からアトピーを語る」 |
参加者 | 約80名 |
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ここ数年関わっているNPO法人「アトピーを良くしたい」が主催するシンポジウムに参加してきました。昨年は東京都目黒で開催しましたが、今回は神戸で開催。せっかくの神戸なので、一泊くらいしようかと思ったのですが、前後に仕事に挟まれてしまって、残念ながら日帰り(泣)。 当日は会場には次々と参加者がやってきて、シンポ開始時には満員御礼状態に。今回は目黒シンポジウムよりも、医師・心理・当事者・家族などそれぞれの立場を超えてアトピーについて語り合うことを趣旨に行うとのことで、登壇者それぞれを「名前ちゃん」で呼ぶことに事前に決まりました。私も皆さんから小学生以来の「しゅうちゃん」と呼ばれて、ちょっと照れくさかったかな?(笑) 講演もライブトークも他の方が熱くとてもすばらしい体験談を語ってくださったので、私は自分なりの考えをマシンガントークで話させてもらいました。まあ全体の時間調整の役目は果たしたかな? 会終了後も何人かの参加者が声をかけてくださって、私なりのメッセージが伝わった喜びも感じることができました。 その後のスタッフとの打ち上げも楽しかったな〜
NPO法人代表の横井さんがこのシンポについてブログを書いているので、ぜひご一読を!
(写真1)講演の様子 (写真2)ライブトークの様子 (写真3)打ち上げ時にて |
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埼玉県看護協会第9支部 講演会 講師 |
日 時 | 4月21日(土)14:30〜15:30 |
場 所 | 獨協医科大学埼玉医療センター内会議室(埼玉県越谷市) |
内 容 | 講演「アドラー心理学による ココロが楽になる!! 自分を変える試行スイッチ切り替え法」 |
参加者 | 埼玉県看護協会第9支部会員 約100名 |
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昨年の11月に引き続き、支部は違いますが埼玉県の看護協会で「アドラー心理学」に関する講演をしてきました。JR南越谷駅(武蔵野線)を降りると、駅から見える大きな建物が獨協医科大学の医療センター。入口まで担当の方が迎えにきてくださいましたが、継ぎ足して建設しているせいか、迷路のような建物の構造でしたね。 講演の前には支部総会というものをやっていて、ちょっと物々しい雰囲気(?)でしたが、いざ講演が始まると、参加者は皆看護師さんだったので、看護師さんらしい(?)ノリの良さ。あっという間に元気で楽しい雰囲気に変わっていきました。 いつもながら熱くテンポよくアドラー心理学のエッセンスについて語らせていただけましたし、質問もいくつか出て、終了予定時間もしっかりオーバーしてしまいました。 今年度最初の講演でしたが、良いスタートを切れたかな? とても良い天気だったので、講演後はゆっくり一駅分(でも武蔵野線なので約1時間!)気分良く歩いて帰りました。
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