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2022年9月〜2023年1月の研修会・講演のレポートは、こちら
2023年2月〜の研修会・講演会のレポートや予定は、こちら
《43》 |
日本心理臨床学会 第41回Web大会 自主シンポジウム 企画者&司会者&話題提供者 |
日 時 |
9月4日(日)10時〜12時 |
場 所 |
オンライン開催 |
内 容 |
自主シンポジウム「アドラー心理学によるコンサルテーションの現代的展開 -アドラー心理学を基盤としたコミュニティーアプローチとオープンダイアローグ-」 話題提供者は、箕口雅博先生(立教大学)・浅井健史先生(明治大学)と八巻
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参加者 | 日本心理臨床学会会員 約70名 |
メ モ |
4年ぶりに心理臨床学会の自主シンポを企画しました。2時間の枠でしたが、今までの経験から話題提供者は3名に絞って、指定討論者なしでやってみました。結果的には一人一人の発表が時間的に余裕を持ってできたので、自主シンポでのこの人数構成は正解かな。 話題提供者は「個人心理学会」の理事としてご一緒している箕口先生・浅井先生のお二人と。さすがどちらの先生も発表慣れしているお二人だけあって、テーマである「アドレリアン・コンサルテーションACの基本」や「ACによる実践の実際」を予定の発表時間をしっかりと守りながらも、丁寧に説明してくださいました。私も「オープンダイアローグによるアドレリアン・コンサルテーション」と題して発表をしっかり行うことができました。 日曜の午前中にもかかわらず、70名近くの方が参加していただき、やりがいを感じましたね〜。しっかり「個人心理学会」の宣伝もできたし、良かった良かった! 下に発表の資料を置いておきます。ダウンロードしてご覧ください。
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《44》 |
岩手県総合教育センター「沿岸相談室」スーパーバイザー |
日 時 |
9月6日(火)〜7日(水) |
場 所 |
岩手県釜石市内の高校 |
内 容 |
高校教員へのコンサルテーション。高校生へのカウンセリング。など
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参加者 | 釜石市内の高校教員5名。高校生3名 |
メ モ |
久しぶりの「沿岸相談室」。今回は2日間とも岩手県釜石市内の2つの高校を訪問して、教員のコンサルテーションと高校生のカウンセリングを岩手県総合教育センターの指導主事の先生方と行いました。 ここ数年、この沿岸相談室では、オープンダイアローグ(OD)によるコンサルテーションやカウンセリングを行なっていますが、今回も可能な限りODによるコンサルやカウンセリングを行いました。あらためて、ODで行われる「リフレクティング(RT)」の効果に驚きましたね〜。指導主事とチームでカウンセリングやコンサルを行うので、その途中でチームだけ向き合ってRTを行うのですが、RTの後はさらに「対話」が促進されていくのが、どのセッションでも手にとるようにわかりました。同行した主事らもその効果に驚いていましたね。 2日間釜石市内を回って、岩手県内陸部の花巻市に戻ってから、主事らと振り返りを兼ねて夜に会食しましたが、今後このODをどのように教育相談に取り入れていくために、センター内の研修に組み込んでいくのかについて、議論を交わしました。いや〜このODそしてRTが岩手県内の学校の教育相談活動に広がっていくのが楽しみですね〜!
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《45》 |
岩手県総合教育センター長期研修生研修 講師 |
日 時 |
9月8日(木)9時半〜16時 |
場 所 |
岩手県総合教育センター内の研修室 |
内 容 |
長期研修生への講義やリフレクティング・ワーク、公開コンサルテーション。など
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参加者 | 長期研修生4名+指導主事2名。 |
メ モ |
今年度の岩手県総合教育センターの長期研修生のための研修担当も、今回で3回目。今回も前回に続いて対面で行えたので、しっかり顔と名前が一致しましたね〜。研修生もだいぶ私に慣れて(?)きたようで、終始リラックス・ムードで行えました。 前回から3ヶ月経っていましたので、「この3ヶ月の振り返りと八巻への質問」のワークからスタートしたところ、そのワークだけで1時間半、さらに「リフレクティング」のミニ講義とワークをやって午前中が終了しました。研修生には「カウンセリングとは不確実な中を耐え抜くこと」というフレーズが入った様子。 午後一番は、ベテランの指導主事が「担当しているケースについて、八巻に相談したい」ということだったので、急遽、その指導主事に来ていただいて、「公開コンサルテーション」を研修生の前で行いました。1時間ちょっとやりましたが、担当主事が困難さを覚えているケースに対して、少しは「次はこうやってみよう!」という希望や勇気が出てきたように思えましたね。そのコンサルを見ていた研修生と、その後は「リフレクティング」と「質問タイム」などを行いながら、研修を展開。 研修生には「“指導”とは違い、”教育相談”は変化・解決を目指さず、対話することに専念すること。指導ということに教育相談のスキルを加えよう!」という言葉が入ったようですね〜。 さて、次に研修生にお会いするのはオンラインになるかな。さらに一歩進んでいて欲しいですね〜!
9/6〜9/8の岩手出張で食べた美味しかったものシリーズ! 上段の左から) 仙台の牛タン定食。宮城の日本酒「伯楽星」。ホヤの塩辛。仙台牛の焼き肉。釜石駅近くの海鮮丼。 釜石名物の甲子柿のソフト。刺身盛り合わせ(真ん中の穴子が美味しかった〜!)。ウニの茶碗蒸し。花巻のホテル近くにあったベーグル。花巻のホテルからの景色。 |
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日本ブリーフサイコセラピー学会オンライン大会 自主シンポジウム 企画&話題提供者 |
日 時 |
9月10日(土)15時15分〜16時45分 |
場 所 |
オンライン開催 |
内 容 |
自主シンポジウム「セラピストの『お役立ち感』を高めるためにできること〜ジョイニングからチューニングへ」 話題提供者:前野隼兵(横浜労災病院)・久保田将大(石神井学園)と私。 参加者3名や話題提供者によるリフレクティング。全体討論。
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参加者 | ブリーフサイコセラピー学会会員 約70名 |
メ モ |
昨年に続いて、ブリーフサイコセラピー学会の自主シンポジウムを企画して話題提供しました。今回は大学院の元八巻ゼミ生の二人に声をかけて、一緒に企画をしてみました。Zoom会議で何度もミーティングを重ねて、準備をしてきましたが、その準備そのものも楽しい時間でしたね〜。また教え子の成長(?)も感じられたのも嬉しかったですね〜。 当日は、多くのブリーフサイコセラピー学会員の方にご参加いただき、進行も当初のスケジュール通りに進み、とても良かったと思います。セラピストの「お役立ち感」やその高まりのための「チューニング」について、参加者から募った3名の方によるリフレクティングや、話題提供者3名によるリフレクティングなども織り交ぜて、とても面白い議論ができたと思えましたね。 これからもこのような自主シンポをどんどん企画していきたいものです。 シンポジウム翌日に、ある参加者から感想が届きました。以下に掲載します。いや〜勇気づけられましたね! 本題のジョイニング。最近仲間内で話をするときに、ジョイニングよりもチューニングという言葉を使っていました。それはチューニングの方が、一回仲間になっておしまいといった感じが出ず、絶えず、細やかにダイヤルを合わせていく感じが出るかなと思っているからですし、仲間のセラピストにも伝わりやすいように思います。クライエントのニーズも絶えず変化をしますし、セラピストに対する期待も変化します。すると、セラピストもクライエントに対する期待が変化する。そしてそれはクライエントにも伝わる。とはいえ、チューニングという言葉を選んだ背景には、先生がおっしゃる臨床思想、つまり、自分がクライエントをそう簡単に変えることはできないし、できるような技法も持ち合わせていない、一方で、クライエントは、この辛い状況を変えたいというニーズもある。そのニーズやその変化をいかに忠実にキャッチするか。伴走者として知る、という立場だとすれば、やはりチューニングかなと思うのです。 ・・・というささやかな感想を送ってみたくなるようなシンポジウムでした。
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MeeetU主催 「アドラー心理学が提唱する子どもとの関係作り」講師 |
日 時 |
9月11日(日)19時〜20時 |
場 所 |
オンライン開催 |
内 容 |
講義「アドラー心理学が提唱する子どもとの関係作り」
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参加者 | 一般の方 約40名 |
メ モ |
MeeetUというオンライン講座も担当してもう3回目。だいぶ勝手がわかってきました。今回は「(主に思春期の)子どもとの関係」というテーマでお話しました。1時間という時間枠のオンライン講座でしかも幅広い参加者が参加するとなると、チャット機能をうまく使うのが一番ということがわかってきて、今回も「私の話を聞きながら、途中チャットで感想・意見・質問をご記入ください。」と何回か案内しながら話を進めていきました。 50分くらいで話し終えたので、チャットを覗いてみたところ、一人の方がコメントを書いてくださっていて、それを読み上げながら対応しているうちに、どんどんチャットへの質問などが入ってきました。10分ほどでしたが、結構な数のチャットに対応することができましたね。このような流れでオンライン講義形式の講座はやっていけば良いかなと思えました。このMeeet Uの講座は9月末にもう1つ担当予定。その時もこの感じでやっていきたいですね。
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《48》 |
(株)BowLスタッフ・サポート・ミーティング・コーディネーター |
日 時 |
9月14日(水)15時半〜17時半 |
場 所 |
オンライン開催 |
内 容 |
BowLサポートミーティング。スタッフが話題提供する課題について、オープンダイアローグ形式による検討。
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参加者 | (株)BowLスタッフ 15名 |
メ モ |
夏にお邪魔した沖縄の就労支援施設BowLのスタッフのサポートミーティングに参加しました。いつもは、BowLのスタッフの一人が話題提供する、ケースカンファレンス型で行っているそうですが、今回は私からの提案で、オープンダイアローグ形式で行ってみました。具体的には、まずスタッフのお一人と私が「BowLにおける私の問題意識・課題」について対話を行い、その後残りのスタッフを2チームに分けて、それぞれのチームがバトンタッチ式にリフレクティングを行う、というもの。いざやってみると、各チームが4人〜5人の編成になったので、リフレクティングの時は一人一人が自分の意見を話せた感じ。最後の振り返りでも「いつもより意見が言いやすかった」という感想が出るなど、なかなか好評だったようです。 管理職の3名はビデオオフでオブザーバー役で参加してくださったのですが、終了後そのオブザーバー役からも感想をお聞きしました。みなさん好感触だったようで、来月もこの形式でサポート・ミーティングを行うことになりました。うん、オープンダイアローグは本当に応用が効きますね。やりがいを感じます。
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《49》 |
日本心理臨床学会 第41回オンライン大会 自主シンポジウム 話題提供者 |
日 時 |
9月19日(月)13時〜15時 |
場 所 |
オンライン開催 |
内 容 |
自主シンポジウム「心理臨床の腕を上げるには?〜ブリーフセラピストからの提案」 話題提供「セラピストとして“ボディー”を鍛えるということ」 他の話題提供者は、佐々木誠先生(岩手大学)と菊池安希子先生(武蔵野大学) 指定討論者は、田中ひな子先生(原宿カウンセリングセンター)
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参加者 | 心理臨床学会会員 100名 |
メ モ |
今年の心理臨床学会の自主シンポジウムでは2回目の話題提供。こちらはブリーフサイコセラピー学会の研修委員会の企画。心理学者アンダース・エリクソンが提唱したDeliberate practice(日本語訳は「限界的練習」)という考え方をベースに「心理臨床の腕をあげるには?」というテーマで3人の話題提供者と指定討論者で話し合いました。 私は「セラピストとして”ボディー”を鍛える」と題して、技法や理論だけでなく、セラピストとして「思想」もしっかりと鍛えていくことの重要性を25分間のプレゼンをしました。(レジメを下に置いておきます。ご興味ある方はダウンロードしてくださいね〜) 他の先生方の発表もとても刺激的で面白かったでしたが、指定討論の田中先生も丁寧にコメント+質問してくださったのはよかった! 残念ながら、最後は時間がなくなってしまいましたが、全体的には充実した自主シンポになったかな。 終了後も話題提供者+指定討論者でZoomに居残って、振り返りをしたのも良かったですね〜。今後も自主シンポを行う際は、事前の打ち合わせだけでなく、事後の振り返りの時間も少し取ると良いな〜と思いましたね。
写真)PC画面越しに〜自主シンポのタイトルと私の発表タイトル(写真の下からPDFの資料がダウンロードできます。)今回は大学の研究室からオンライン参加しました。 |
《50》 |
Meeet U主催オンライン講座 講師 |
日 時 |
9月22日(木)20時〜21時 |
場 所 |
オンライン開催 |
内 容 |
講座「夫婦間のより良い対話のために〜家族療法からの提案」
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参加者 | 一般の方 30名 |
メ モ |
MeeetUの講座はもう3回目になりますか。1時間のオンライン講座は、準備も含めてだいぶ慣れてきたつもりでしたが、今回は不思議と準備が進まない。「夫婦の対話」というテーマに対して、なかなかアイディアが浮かんでこない感じ。久しぶりに準備に苦労しましたね〜。実際に経験した2つの夫婦療法の事例を紹介すると決めてからは、少し発想が動き始めた感じで、なんとか20時からのオンライン講座には準備が間に合いました。いや〜参った参った。 思い返せば、このような研修や講演の準備に苦しんだのは、40代の頃はよくあったけど、最近は少なくなっていて、結構スムーズに準備ができていたことが多かったよな〜。今回はなぜこんなに苦労したのか、もう少し考えてみても良いかもしれませんね。自分が体験している事例から説明することを、もっと採用しながらプレゼンする工夫を考えていく必要があるのかもしれないですね。 講座そのものでは、意外にスムーズに事例についてお話しすることができ、チャットによる質問もたくさんいただき、15分くらいはチャットの質問に答えることができました。参加者の反応も概ね良かったように思いましたね。
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《51》 |
富山県総合教育センター研修会「学校カウンセリング講座」 講師 |
日 時 |
10月5日(木)9時〜12時 |
場 所 |
富山県総合教育センター 研修室 |
内 容 |
講義「新しいカウンセリングの考え方〜オープンダイアローグのスタンスを学ぶ」
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参加者 | 富山県内の小・中・義務・高・特別支援学校教員 42名 |
メ モ |
初めて富山県総合教育センターでの対面の研修を担当。昨年はオンライン研修で正直合格点とは言えない研修をやってしまったという反省の上、リベンジと思って、しっかりと準備をして臨みました。 今取り組んでいる「オープンダイアローグ」の考え方を取り入れた「水平的・対話的カウンセリング」について、丁寧に講義をしてみましたが、参加者の皆さんはおそらく初めて聞く内容だったせいか、最初はキョトンとしている様子。まあ〜こちらとしては想定内ではありますが、小グループで何回か討議の時間をとりながら進めていったところ、最後は次々と質問が出てくるようになりました。それも「対話的カウンセリング」の発想を、理解してくださった上での質問ばかりだったので、こちらもできるだけ丁寧にそれらの質問に答えていきました。そのやりとりは更なる学びになっていったかな〜と期待したいですね。 総合教育センターという各都道府県の教育研修の場で「水平的な考えによるオープンダイアローグ的カウンセリング」についてお話しする機会を持てることは、岩手での経験からも強い手応えを感じているので、今後もどんどん増えていってほしいな〜と思いましたね。 今回はここからすぐに岩手に移動。いや〜旅のような研修出張は楽しいですね〜!
写真左から)研修の演習中にパチリ。有名な「富山ブラックラーメン」お昼にいただきました(富山駅近くの「ラーメン一心富山駅前本店」)。帰りの新幹線の中では「ますの寿司」をいただきながら富山の日本酒で乾杯しました。 |
《52》 |
岩手県総合教育センター「沿岸相談室」スタッフ |
日 時 |
10月6日(木)〜7日(金) |
場 所 |
岩手県陸前高田市内と大船渡市内の高校 |
内 容 |
高校教員へのコンサルテーション。高校生のカウンセリング。
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参加者 | 高校教員7名。高校生3名。保護者1名。 |
メ モ |
この「沿岸相談室」の参加も今年度は今回で3回目。上記の富山から大宮経由で岩手入り。教育センターの主事と新花巻駅で合流し、主事の車でまずは大船渡市内の高校に移動。予定より到着が少し遅れたので、ついてすぐに生徒のカウンセリングから始まりました。 この沿岸相談室で最近取り組んでいる「オープンダイアローグ式のカウンセリング」を主事と2人で早速行いました。 その後の保護者面接や高校教員へのコンサルテーションでもオープンダイアローグ式で行いましたが、今回の発見は、「オープンダイアローグ式をやれない、あるいはやらない方が良い場合がある」という場面があったということでしょうか? 2つの教員へのコンサルテーションで結果的にOD式をやらなかったケースがあって、終わった後、主事と振り返りを行い、「なぜODにはいたなかった(=リフレクティングを行わなかった)か」について話し合う時間が取れました。その結果、相談者に「当事者性が薄い」「切迫感が弱い」「一般的な知識が得たいと思っている」など、近々の事例性が薄いケースは、OD式に入りにくい、あるいは入る必要性が弱いのではないかという意見が上がりました。この点は今後も実践的に研究を進めていきたいですね。 最後には高校3年生の女の子とのOD式カウンセリングを行いましたが、終了後帰りの車の中でその女の子からの感想というラインが送られてきて、その中では「すごくよかったです。魔法使いみたい」と書かれていました(笑)。 2日間の沿岸相談室を終え、7日の夕方に仙台へ移動。久しぶりに(日本酒がしっかり飲めるようになった)娘と会食をして楽しみました。
下の写真左から) ロッテの佐々木朗希投手の出身高校を訪問しました。正面玄関には本人が使った具ローグが飾っていましたね。 オープンダイアローグを行った会議室の配置。 陸前高田市のホテルからの風景。 最後に仙台の大学にいる娘と会食。 |
《53》 |
(株)BowLスタッフ・サポート・ミーティング・コーディネーター |
日 時 |
10月12日(水)15時半〜17時半 |
場 所 |
オンライン開催 |
内 容 |
BowLサポートミーティング。スタッフが話題提供する課題について、オープンダイアローグ形式による検討。
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参加者 | (株)BowLスタッフ 11名 |
メ モ |
(株)BowLのスタッフのサポート・ミーティングへの参加はこれで3回目。前日にスタッフからLINEが届き、「明日は水平と垂直について、みんなで話ができたらと持っています。2週間ほど前におきたケースから振り返り、今後の支援に活かせたらと思います。」と書かれていたので、さっそくそのケースの詳細を聞きながら、スタッフ全員で意見交換をしていきました。 内容的には、ある研修生の行為に対して、スタッフが「注意」をしたところ、その研修生がその後数日お休みをして、結果的に気分を害していたというもの、そのスタッフの「注意」がはたして「水平的」になっていたのかどうか、というものでした。スタッフと共に意見交換をしながら、「水平的に関わる=エンカレッジメント(勇気づけ)する」ことの意味を確認できたように思えましたね。やはり、「相手の傾向を見極めながら、そこに合わせていき、常に確認・調整しながら関わっていくこと=チューニング」は大事ですね。だからこそ、チューニングする相手と自分の持ち味によって、エンカレッジメントの仕方が変わるのは当然とも言えますよね。(例えば、アントニオ猪木のビンタはエンカレッジメントになっているが、私がやったら単なる暴力行為になる!笑) その後は1人のスタッフからの「オープンダイアローグ的ミーティングに対する疑問」から、スタッフ全員でリフレクティングをやってみましたが、こちらもその「疑問」の意味が膨らんで理解できたようで、とてもよかったですね。 毎月1回あるBowLスタッフのサポート・ミーティングは、私にとっても本当に学びになりますね。今後も楽しみです。
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《54》 |
SYプラクティス主催「オープンダイアローグ体験の会2022秋」コーディネーター |
日 時 |
10月16日(日)9時半〜12時半 |
場 所 |
オンライン開催 |
内 容 |
講義「オープンダイアローグについて・リフレクティングについて」。演習「リフレクティングのワーク」
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参加者 | 教育センター巡回相談員。助産師。会社員。スクールカウンセラー。ライフコーチなど8名。 |
メ モ |
「オープンダイアローグ体験の会」は、四季ごとに行っておりますが、今回も募集開始とともにすぐに定員に達しました。ありがたいことです。今回も様々な職種の方が参加してくださいました。8名全員が女性というのも初めてでしょうか。 この「体験の会」は、自己紹介→ミニ講義→ウォームアップワーク→ミニ講義→リフレクティング・ワーク→振り返り、というプログラム構成は、毎回ほぼ同じなのですが、メンバーが変わることによって、全く違う「対話」が展開するのが、面白いですね。(だからリピーターがたくさんいる!) 今回はリフレクティングの「お盆に乗せるように」という例えから話が展開していき、次第に「安全な」「暖かい」「自分に正直な」「仲間として受け入れてもらっている」対話になっていったのが、手にとるようにわかりましたね〜。参加者の皆さん一人一人の表情がほぐれていくのもよくわかりました。あらためて「対話の力」を感じることができました。 以下に参加者からの感想をお示ししますね。皆さん、素晴らしい体験をされていたのが伝わってきますね。
●カウンセリングを学んでもコーチングを学んでも、これで人を支援をしたい支援されたいと思えなかった私でした。この夏オープンダイアローグを知り「これだ!!」と飛び付きました。この出会いに感謝しています。学びを継続していきます。 話す側2回目の開始直後いきなり私の「恥ずかしかった〜」。暖かい皆さんのおかげで何とか進んでいきましたが、この私の発言は『節度を持って』としてはアウト?セーフ?どちらだったのでしょう? 最後に質問出来なかったのではなく、感想のために振り返った今頃に気付きました。気付きが遅いのは、自分が発する言葉に対しての責任と自覚が足りないのかもしれません。気を付けたいです。 2つのグループに分かれての「聴く側」「聴かれる側」体験はもちろん初めてでした。その交互から生まれる感情やたくさんの気付きは、不思議なものでした。暖かさと安心感に包まれました。 ●本日はありがとうございました。 オープンダイアローグ、大変楽しく、学びの多い講座でした。 改めて、オープンダイアローグとは、から始まり実践、振り返り、感想まで流れで体験、体感させていただきました。 私は医療職として、ついつい回復を目指さなきゃ、、治す、、解決を目指す、、効果を期待する、、が染みついています。 (リフレクティングの)4つのルールを大切にしながら、安心して対話を重ねる。この視点を、今日からでも大事にしていきます。 まだまだ患者さん不在でスタッフ会議をすることが多いですが、いつか日常業務の中でも、患者さんとスタッフでオープンダイアローグ的に、対話しあえたらよいなと思いました。 ●専門職の方がいらっしゃるのかしら、と緊張しつつも、今日思い切って体験会に参加してみて良かったです! これは本などを読んで頭で理解するのと体験するのではすごく差があると感じました。 ワークしてみたからこそ実感できる対話による思考の流れや身体反応の変化、とても興味深かったです! オープンダイアローグの概念がもっと一般的になって 教育の場や仕事の場面でも、対話が広がる世の中になったらどんなに良いだろうとワクワクしました。 是非また体験してみたいです。ありがとうございました。 ●オープンダイアローグ、体験してさらに好きになりました。 本を読んだだけでは分からなかった、リフレクティング、 治療場面ではまた違うのかもしれませんが、自分の声を 聞きながら他の参加者の方のお話とすり合わせていく ことができて、しかも無理に発言しなくてもよい あの場がとても安心できました。 みなさんの話し方がエンカレッジメントそのものだと いう感じがしました。非言語にも表れていたように 思いました。 また、先生のお話の中にあった、 セラピストの治そうという気持ちを脇において、 対話に専念する。 これが私にはとてもしっくりきました。 私がやっているリハビリでもコーチングでも 「治そう、解決しようとするのではなく、対話に専念する」 ということがやりたいんだと改めて思いました。 本人のいないところで勝手に治療方針などを決めない というところは介護、とくに認知症のある方への 対応にも共通する関わり方だと思いました。 本日教わったことを日々生かしていこうと思います。 また、体験会に参加させてください。 ●昨日は素晴らしいお時間を共有させていただき、本当にありがとうございました。 対話を重ねているだけなのに、自然に参加者同士の気づきが深まっていき、 解決しようとしていないのに、自然に話が展開していく流れが本当に心地よかったです。 相手を信じてリスペクトし、「この場で出た言葉、話題のみに沿う」と決めることで 力みや余計なエネルギーが消えていくことに気づき、安らぎを感じました。 無駄な出来事はなく、もちろん不要な人は一人もいない。 日常の相談場面で、死にたいほどの生きづらさを抱える方が非常に多いですが、 人間関係の中で生まれる苦しさだからこそ、人間関係の交流の中で和らげることもできるのだという 可能性を感じました。 かなり心身の疲労が強い状況での参加だったのですが、不思議と疲れが吹っ飛びました。 気持ちだけではなく身体までしみじみほぐれて行く感じ。 本当にありがとうございました。 ぜひまた参加させていただきたいと思います。
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《55》 |
家庭裁判所調査官養成課程 第18期 後期合同研修 第3班・少年「面接技法演習Ⅰ」 講師 |
日 時 |
10月19日(水)9時半〜12時半 |
場 所 |
裁判所職員総合研修所 研修室 (埼玉県和光市) |
内 容 |
面接逐語録によるシナリオロールプレイ。討論。アドリブロールプレイ。ミニ講義など。
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参加者 | 家栽調査官養成課程 第18期 研修生 第3班 13名。指導調査官1名。 |
メ モ |
この時期の恒例の家裁調査官補のための「面接技法」の研修を担当。今回は1つの班の人数が少し多めの13名でした。自己紹介からはじめて、シナリオロールプレイ→討議→アドリブロールプレイ→討議 といつものように進めていきました。例年のように今回もいろいろな「より良き面接のためのアイディア」が研修生から出てきましたね。 大きく2つのポイントに絞られ、1つは「エピソードを聞き出すこと」、もう1つは「リソースを引き出すこと」が話題に登ってきました。それぞれの面接における工夫を解説をしつつ、それぞれに関連したワークをやってみました。研修生の皆さん、楽しそうに(?)ワークをやられていましたね。 この日は、午後に社会復帰調整官の研修があるので、午前のこの研修終了後は急いで霞ヶ関に移動しました。
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《56》 |
社会復帰調整官専修科研修 「オープンダイアローグ」 講師 |
日 時 |
10月19日(水)14時10分〜17時10分 |
場 所 |
法務総合研究所 第4教室(赤れんが棟3階)(東京都千代田区霞が関) |
内 容 |
講義&演習「オープンダイアローグ」
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参加者 | 社会復帰調整官 研修生 14名。 |
メ モ |
昨年に続いて社会復帰調整官対象の研修講師を担当。これまでは「家族支援」についてのテーマが多かったのですが、今回は初めて「オープンダイアローグ」について。しっかりと準備をして臨みました。 会場の赤れんが棟は、いつみても重厚な雰囲気のある建物だな〜と感じながら、簡単な打ち合わせの後、研修会場へ。しっかりと透明のパーテーションに囲まれた14名の研修生(といっても10年以上の保護観察官などのキャリアがある方々ばかり)が待っていました。最初は少々硬い雰囲気でしたが、ペアで討議や質疑応答を繰り返していくうちに、雰囲気はだんだんとほぐれていきましたね〜。最後はリフレクティングのワークをやってもらいましたが、笑いも起こって、こちらも楽しそうにワークをやっていました。まあ〜良い研修になったかな? オープンダイアローグの発想や手法は、家裁調査官には少しずつ浸透しつつありますが、社会復帰調整官の世界にもどんどんと浸透していってほしいですね。
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《57》 |
SYプラクティス主催「オープンダイアローグ体験の会2022秋(追加)」コーディネーター |
日 時 |
10月22日(日)14時〜17時 |
場 所 |
オンライン開催 |
内 容 |
講義「オープンダイアローグについて・リフレクティングについて」。演習「リフレクティングのワーク」
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参加者 | 研修講師。児童養護施設心理職員。大学教員。救急病院などの医療ソーシャルワーカー。など7名。 |
メ モ |
「オープンダイアローグ体験の会」は、今回の追加開催も募集開始とともにすぐに定員に達しました。ありがたいことです。 今回は参加者全員が対人援助職の専門職の方ばかり。どんな対話が展開するか、期待感を持ちつつ、早々に講義を終え、メインのリフレクティングをワークを展開してみたところ・・・いや〜今回もとても面白い、ワークを観察していた私自身も、とても勉強になるような対話が展開していましたね! 参加者からは、「対話すること」を巡って、様々な言葉が溢れるように出てきていました。最初は「目的がない対話をするのが怖い感じ。評価されるのではないかという思い」を語る方もいながら、リフレクティングを重ねることで、次第に「何を話しても受け入れてくれる感覚で、安心する感じ。目的がない対話って楽しい」と参加者の語りが変わっていきました。 今回は、2回目のリフレクティングには「沈黙」の時間が多くなり、その時間を参加者が味わっている感じにもなっていました。その後の振り返りでも「沈黙も対話。沈黙が心地よいものに変わった」という参加者の言葉が、本当その通りだな〜と思える時間でしたね。 参加者の感想を下にお示しします。
●始めたばかりなのに、ただ人の対話を見聴きしてその場にいるだけで、受け入れられた感じを抱きました。それが実は「安心、安全を脅かされたく無い。傷つきたく無い私」がいたからだと直ぐに気づきに繋がるのです。評価されないということで、こんなに安心、安全が保障される感覚を得られるとは思いもよりませんでした。それは、誰に対しても等しく応答することによって得られたものかもしれません。 人は誰もが仲間としての居場所と繋がりを求めているのだということ。漂いながらの沈黙からさえ、孤独や孤立とは無縁の、共に在る信頼感と自己受容感。水平方向の対話が広がるごとに与えられる繋がりの感覚。垂直方向への対話が深まる度に得られる自己洞察。全ては、体感覚を伴っての実感によるものです。 大袈裟でなく、ODの凄さを初めて体験し、感動しています。もう既にその虜になった気がして、早くも次回が楽しみでなりません。 やまさんと、本日ご一緒できた皆さまには、心から感謝します。 今後とも、どうかよろしくお願い致します。
●本日は、ありがとうございました。 初めての、オープンダイアログ。 何も分からず参加しましたが、参加して良かったです。 オンラインでも、その場の呼吸を合わせる事が出来ること、沈黙の大切さ、他の人との対話をしながら、自分との対話をする事など沢山の学びがありました。何を話しても受け入れて、聞いてもらえるだけで、安心感が生まれ、身体感覚が変わる事をダイレクトに経験できた、魔法のような時間でした。日々、こんな風に対話が出来たら、良いなと思います。原因や解決法を探さなくても、なんか分からないけど、解決してしまう。対話には、そんな力があると実感しました。今度は、会場で参加してみたいです。オープンダイアログは、地域のコミュニティでの話し合いでも、使えるのではないかと思いました。ぜひまた参加させて下さい。もっと深めて行きたいです。
●まず、今日のみんなに会えて良かったと思えたこと。みんなに会えて良かったっていう出会いの場をつくることが、ダイアログ実践の本質なんだなってあらためて思いました。 沈黙・目的・一緒にさまようこと…、これらが今日の対話のなかでのキーワードでしたよね。そういうことを対話のなかでお互い話ができることで学び合うことができますね。今度は応用編に参加できればと思っています.時々山さんのサイトを確認して、参加するようにします。
●安心安全な場って、言葉だけでも態度だけでも作れなくって、どちらが先に必要かなんてのも悩ましいところ。その匙加減が大事だけど、とっても繊細で難しい部分でもあると思います。不思議なことに、リフレクティングが心理的な障壁を溶かしていってくれるんだよなぁ…そんな考えが後に残りました。この不思議をもっと知りたいから、また参加しようと、思ってしまうわけで。リピーターですが、いつも新鮮な気持ちで終わります。不思議!
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《58》 |
家庭裁判所調査官養成課程 第18期 後期合同研修 第1班・少年「面接技法演習Ⅰ」 講師 |
日 時 |
10月26日(火)9時半〜12時半 |
場 所 |
裁判所職員総合研修所 研修室 (埼玉県和光市) |
内 容 |
面接逐語録によるシナリオロールプレイ。討論。アドリブロールプレイ。ミニ講義など。
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参加者 | 家栽調査官養成課程 第18期 研修生 第1班 13名。 |
メ モ |
先週に引き続いて家裁調査官補のための「面接技法」の研修、それも先週とは違う班を担当しました。いつものように自己紹介から始めましたが、今回の班のメンバーも法学部出身の人が多かったですね。だからこそ「面接技法」は基本からしっかりとマスターしてもらう必要あり! 丁寧に面接のエッセンスを伝えることを心がけました。 シナリオロールプレイの後にメンバーから「次のアドリブ・ロールプレイでより良い面接にしていくには?」ということについての意見を募るのですが、今回は次第に「いかに丁寧にエピソードをきくか」「クライエントの言葉を使ってコメントや質問を返すか」という点に絞られていきましたね。それらのアイディアを元にアドリブ・ロールプレイをやってもらったのですが、担当した研修生は少々硬い感じ。思わず、私が代わって5分ほどデモンストレーションをやってみました。研修生の皆さんに少しは参考になったかな? さらに「垂直的スタンス」と「水平的スタンス」にお話しを少し解説して、それを受けての2回目のアドリブ・ロールプレイをやってもらいましたが、今度は自然なとても良い会話になっていましたね。 いつも感じることですが、この「面接技法」の研修生は飲み込みが早いですね! 講師としてとても教えがいがあります。今年は残念ながら前回と今回の2回の担当だけで終わりですが、来年もお声がかかるといいな〜
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《59》 |
千葉市児童相談所職員研修 講師 |
日 時 |
10月28日(金)13時半〜16時半 |
場 所 |
千葉市児童相談所 第5研修室 (千葉県千葉市美浜区) |
内 容 |
講義&演習「アドラー心理学に学ぶ 育児支援」。
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参加者 | 千葉県内の児童相談所などの職員 33名。 |
メ モ |
千葉市児童相談所での研修は昨年に引き続いて2回目。昨年は「ブリーフセラピー」についての研修でしたが、今回は「アドラー心理学」の子育てに関するテーマでした。約1年ぶりに千葉市児童相談所を訪れましたが、今年度から千葉市の児相は東部と西部に別れて、そのせいか虐待の件数が増えたとのこと。地域を分けることできめ細かい援助ができるようになったのは良いことですが、複雑ですね。 早めに研修会場の最寄駅の「稲毛海岸駅」に行って、おいしいランチを食べてから会場へ。 研修は「幸せになる子育てのための12か条」を1つ1つ講義しながら、時々グループ討議やワークを入れていくという感じで展開していきました。アドラー式子育ての考え方は参加者にとっては新鮮だったようで、色々な反応がありましたね。久しぶりの「子育て研修」だったので、少し熱く語りすぎたかな?笑 千葉市児相は研修もこまめにやっているとのこと。次はぜひ事例検討会に呼んで欲しいところですね!
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《60》 |
SYプラクティス主催「オンライン・レクチャー2022秋」司会 |
日 時 |
10月30日(日)10時〜12時 |
場 所 |
オンライン開催 |
内 容 |
松木繁先生(花園大学)による講義「松木繁先生、自らの催眠臨床を語る」
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参加者 | 臨床心理士、公認心理師、スクールカウンセラー、精神科医、小児科医。など20名。 |
メ モ |
「オンライン・レクチャー」は2回目ですが、今回は初めてゲスト講師をお呼びして、私が司会進行を担当しました。ゲストは催眠療法家で高名な花園大学教授の松木繁先生をお呼びして、2時間「松木催眠臨床の理論」について質疑応答の時間を交えながら、お話しいただきました。何度かZoomで打ち合わせをしたこともあって、講義はスムーズに進み、チャットでの質問もまずまずありました。(予想より質問やコメントの数は少なかったかな?) 松木先生の催眠臨床理論である「トランス空間」について、その現象とセラピストの配慮などについても、丁寧にお話しいただきました。トランス空間におけるクライエントの様々な反応に対して、セラピストが思いを馳せていく(=クライエントの主体的努力のプロセスを、セラピストが尊重する)ということが明確になったように思いました。これは催眠療法の時だけの話じゃないですよね! いや〜勉強になったな〜! この「オンライン・レクチャー」は、来年の1月末にある「オンライン・インタビュー」とともにシリーズ化しようと思っています。なんせ一流の心理臨床家をオンラインでお呼びして、学部ことができるのですから(事務的な作業は面倒ですが)私にとっても大きな学びの経験になるので、とても嬉しいですね! 次回は、来年の1月末に龍谷大学の東豊先生に「セラピストに必要なスピリチュアリティ」について、私がインタビューする予定。今から楽しみです。
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《61》 |
東京家庭裁判所立川支部 家事調査官研修 講師 |
日 時 |
10月31日(月)13時10分〜16時10分 |
場 所 |
東京家庭裁判所 立川支部 研修室 (東京都立川市) |
内 容 |
面接技法 演習。
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参加者 | 家事担当家栽調査官 25名。 |
メ モ |
久しぶりに東京家庭裁判所の立川支部での家裁調査官のための「面接技法」の研修を担当しました。会場の東京家庭裁判所立川支部はJR立川駅から歩いて20分くらいのところにあるのですが、昼食を立川駅ビル内のお店「陳建一の麻婆豆腐」で一番辛い麻婆豆腐飯をとった後、天気が良かったのでゆっくり歩いて向かいました。下の写真でもわかるように青空に映える大きな白亜のビルという感じですね。 家裁調査官の面接技法研修は何度も担当しているのですが、今回は講義とともに面接の基本をしっかりとおさえたようなワークをいくつか準備してみました。あえて事例は使わず、さまざまな会話の基本(チューニングとジョイニング)をおさらいする感じでしょうか。参加者の調査官に皆さん、楽しそうに会話していましたね。
写真左から)「陳建一の麻婆豆腐」の四川麻婆飯豆腐。めちゃ辛かった〜! 東京家庭裁判所立川支部。 研修室のスクリーンと研修会場からの立飛方面の眺め。良い天気でしたね〜 |
《62》 |
(株)BowLスタッフ・サポート・ミーティング・コーディネーター |
日 時 |
11月2日(水)15時半〜17時半 |
場 所 |
オンライン開催 |
内 容 |
BowLサポートミーティング。スタッフが話題提供する課題について、オープンダイアローグ形式による検討。
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参加者 | (株)BowLスタッフ 11名 |
メ モ |
毎月恒例の沖縄の(株)BowLのスタッフのサポートミーティングに参加。今回もオープンダイアローグ形式ということで、スタンふには特に事前の準備をせずに参加してもらいましたが、いざ「今日はどんなことが話せれば良いですか?」とこちらから尋ねてみると、反応なし(笑)。まあ〜想定内ということで、すぐに2〜3人1組のブレイクアウト・ルーム(BOR)で「今日話したいこと・今月のひっかかり」を10分ほど話してもらいました。 そのBOR後、そこで話し合われたことの報告を受けているうちに、1人のスタッフから「今朝あったことなんですけど〜」と1人のBowLの研修員(BowLで職場復帰プログラムを受けている方)とスタッフとの出来事を語ってくださいました。それを受けて2つのグループに分けてリフレクティングを2周して行ったところ、様々な意見や感想がまさに「多声的」に出てきて、とても生産的な話し合いになっていきましたね。最後は私が話し合いを通して立ち上がってきた単語(今回は「提案」など)について少し解説させてもらいました。 本当にこのBowLのスタッフは皆、様々な問題に対して「意識が高い」と思いますね。このサポート・ミーティングは、毎月の楽しみになっていますね。
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《63》 |
MeeetU主催 「はじめてのオープンダイアローグ」講師 |
日 時 |
11月2日(水)19時半〜21時 |
場 所 |
オンライン開催 |
内 容 |
講義&対談「はじめてのオープンダイアローグ」
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参加者 | 一般の方 約20名 |
メ モ |
MeeetUというオンライン講座で、主催者である国際心理支援協会代表の浅井伸彦さんと対談形式で「オープンダイアローグ」について話をしました。特にどう進行するか事前にしっかりとした打ち合わせはなく、まさにオープンダイアローグ的に展開。最初の30分くらいはお互いの自己紹介とオープンダイアローグとは何かという基本的なお話を浅井さんとした後、参加者から4名ほど募って「これまでの話を聞いた上での感想」について、20分ほどリフレクティング・トークしてもらい、そのあとはその4人に私と浅井さんも加わってフリートークのような感じで進行していきました。 参加された4名の方からは、率直な話題が出てきて、面白かったですね〜。オープンダイアローグとは何かという初心者にも分かりやすい話ができたのではないでしょうか。またやってみても良い企画ですね。
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《64》 |
SYプラクティス主催「オープンダイアローグ練習の集い2022秋」コーディネーター |
日 時 |
11月3日(木祝)9時半〜16時 |
場 所 |
オンライン開催 |
内 容 |
講義「オープンダイアローグについて・リフレクティングについて」。演習「家族ロールによるオープンダイアローグのワーク」
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参加者 | 小児科医、スクールカウンセラー、障害者就労支援センター職員、保護観察官、など7名。 |
メ モ |
「オープンダイアローグ練習の集い」は8月末に対面で行って以来のオンライン開催。今回も色々な職種の方が集まってくださって、「安心・安全」の空間の中で、学びのある有意義な対話ができたように思えましたね。 今回も以下に参加者の感想をお示しします。
●本日もお世話になり、ありがとうございました。 今回はオンラインで移動の負担がなく朝、ゆっくり寝られて身体には優しい形で参加できました。 前回は対面で参加させていただき、それはそれで楽しく、ほかの参加者とより近い感じで交流できるように思え、どちらも良い点があって、織り交ぜて実施していただいてありがたく思っております。 ほかの参加者から「安心して話せる場」という発言が何回か出ていたと思いますが、今日初めて画面越しにお会いする方がいる中で、早い段階で安心感が得られる貴重な場だと感じました。 今回の参加を振り返ると、仕事でオープンダイアローグとは違った形でのリフレクティングを学んでみて、これまでは気に留めていなかった部分について意識するところがあり、前回参加したのとはまたちょっと違う視点が自分の中で出てきたように思います。オープンダイアローグ、奥が深いですね。 とりあえず、日常生活において、特に自分の子供に対しては「対話」の精神が欠けがちなので「対話、対話」と念じるようにしたいと思います。
●対話のお盆に乗せるイメージについて。お盆は自分の心の中にもあって、あれこれ心にあるものから対話のお盆に乗せてみたときに、楽になるのではないかと考えるようになりました。これは家族ロールでもセラピストロールでも言えることで、僕らは「お盆に乗せてみる」勇気を持てる場を作っていかねばならないのだなと感じました。 不確実に耐えることについて。よくよく考えれば、僕らの日常は不確実なことばかりなのだよなと。だから、対話の中身が不確実なのも、それこそ自然だよな。不確実を不確実と思える、自然な対話ができるからこそ、安心な場なんだよな。そんなふうに余韻が残りました。 また来ます!
● 昨日はありがとうございました。 先生と参加者の皆様のおかげで、聴いてもらえた安心感の中で たくさんの気づきを得ることができました。 ・リフレクティングのタイミング ・ロールプレイでの相談者の気持ちの流れ ・また、自分のだしたロールモデルをやっていただいたので、事例検討的な気づきなど 上記については、その場でお伝えしたので、 それ以外後から浮かんだこともいくつかありました。 ・セラピストとして口火を切る役が思ったようにいかなかったというのが、 自分がかなり作為的になっていたからだと気づきました。 コントロールしようという気持ちが強かったために、 うまくいかないことで動揺したのかと思います。 複数のセラピストとやる気負いで、普段ならない事態になったのではと思いますが、 逆に複数ならではのフォローを受けることもできたという、 オープンダイアローグの醍醐味を感じた回でした。 ・毎回「聴くこと」の力を感じる場面が多いですが、 今日はあわせて「観ること」の重要性も感じました。 複数の参加者を「観ること」もそうですし、 リフレクティングの場面も「聴くこと」であると同時に「観ること」でもあるような気がしました。 普段の業務でオープンダイアローグをするのはなかなか難しいのですが、 やはり水平思考で、まず「聴くこと」に集中すると同時に、 その場には他の人がいなくても、対象者が持っている他者との関係性を「観ること」が重要な気がしてきました。 これはまた日々の面談の中で、試していきたいと思います。 まだ、うまくまとまらない気づきもありますが、 本当に充実した時間をいただきました。 改めて、先生と皆様にお礼申し上げます。 また次の機会を楽しみにしています。
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《66》 |
(株)東北電力秋田支店メンタルヘルスセミナー 講師 |
日 時 |
11月9日(水)13時半〜16時半 ・ 11月10日(木)9時〜12時 |
場 所 |
(株)東北電力秋田支店 |
内 容 |
講義&演習「職場のメンタルヘルス:こころとコミュニケーションを整える」
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参加者 | (株)東北電力秋田支店の管理職クラスの社員 36名。 |
メ モ |
東北電力秋田支店の管理職のためのメンタルヘルスセミナー講師を担当。これで3年連続で担当させていただいたことになりますか。11月の秋田はもう銀杏が見頃で、他の紅葉は葉が少し落ち始めている感じ。天気も晴れたかと思えば、ものすごい雷雨になったりと、冬近くの秋田らしい天気でしたね。 2日間の研修は、1日目が21名、2日目が15名と、3で割れる人数だったので、3人ひと組でグループを作ってもらい、講義の合間にグループワークを取り入れていきました。参加者はワークに最初は戸惑いながらも、次第にざっくばらんに話をするようになっていきましたね。コロナ禍が3年以上続いている中、東北電力側も「メンタルヘルスのポイントはコミュニケーション」という意識が芽生えてきたようで、それと同じコンセプトで展開している私の研修も評価してもらっている感じでした。また来年も呼んでもらえるでしょうか?
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《66》 |
秋田県栄養士会主催 生涯教育研修 講師 |
日 時 |
11月12日(土)12時半〜14時+14時10分〜15時40分 |
場 所 |
Zoomによるオンライン開催 |
内 容 |
講義&演習「アドラー心理学:パート① 良い人間関係とは・パート② エンカレッジメント」
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参加者 | 秋田県内の栄養士 38名。 |
メ モ |
秋田県内の栄養士対象のオンライン研修を担当。以前に担当したのが令和元年でしたから、3年ぶりでコロナになってから初めて。3年前は対面での研修でした。 事務局や参加者の皆さん、普段オンラインの操作には慣れていないようで、講義だけでなく、演習としてブレイクアウトルームを使いながらやってみたのですが、参加者のルームへの出入りが(電波状況のせいもあってか)とても遅い。急遽ブレイクアウトルームなしで、チャットを使って研修を進めていきました。最後の方はチャットに質問や感想を書いてくださる方が多く、それにお答えしているうちにあっという間に時間となりました。
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《67》 |
江戸川区教育相談所学校サポート相談員 事例検討会 講師 |
日 時 |
11月16日(水)14時半〜16時半 |
場 所 |
江戸川区教育相談所(グリーンパレス内)会議室 |
内 容 |
事例検討
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参加者 | 江戸川区内の学校サポートに勤務する相談員や教育研究員 12名。 |
メ モ |
約1年ぶりの江戸川区教育相談所の相談員研修を担当。昨年も同じ11月16日でしたね。もう10年以上私の担当が続いている事例検討会ですが、毎年相談員の入れ替わりがあり、毎回新鮮な気持ちで臨めますね。今年も勤務して1年目の方が4名ほどいらっしゃいました。 事例は、児童相談所も関わっている関係作りが難しい母親と娘のケース。相談員は娘さんとうまく関係を作ろうとしていましたが、なかなか安定した関係性が作れない感じ。母親との関係作りや児相を含めてこの親子を支えるシステムをどう作るか、広い視野を持つことが求められる事例でした。私も勉強になりましたね。 この江戸川区の教育相談所との関わりは長いですが、もし来年も呼んでいただけるならば、そろそろ研修に臨む私の姿勢や研修の仕方も、何かもうひと工夫考える必要があるかな〜と帰りの道で考えていましたね。
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《68》 |
日本産業カウンセラー協会東京支部主催研修講座 講師 |
日 時 |
11月20日(日)10時〜15時 |
場 所 |
オンライン(Zoom)での開催 |
内 容 |
講義&演習「家族療法入門」
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参加者 | 一般市民 21名。 |
メ モ |
産業カウンセラー協会東京支部のオンライン研修を担当。今回のテーマは「家族療法」。21名の方にご参加いただきましたが、最初に「家族療法についてどのくらい知識・経験があるか?」と尋ねてみたところ、圧倒的に「今回が初めて」という方ばかり。まあ〜想定内でしたので、できるだけ丁寧に「家族療法の始まり」から「家族療法とは?」「システム論について」「ジョイニングについて」など、講義だけでなく、ブレイクアウトルーム(BOR)での小グループでの討議も織り交ぜて、研修を進めていきました。 今回はBORの時間を少し長めにとってみたのですが、そのために私が各グループの討議を渡り歩いて覗いてみることができたのは良かったですね。参加者の皆さん、それぞれ何らかの相談業務にあたっている方も多かったので、その経験からのお話をされていたのも、小グループの討議が「学び」になる時間になったように思えましたね。 やはりオンライン研修は、BORやチャットをうまく利用することが、面白くなるポイントですね。もう少し研究してみようっと!
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《69》 |
MeeetU主催 「家族のピンチを乗り越えるために」講師 |
日 時 |
11月22日(火)19時半〜20時半 |
場 所 |
オンライン開催 |
内 容 |
講義「家族のピンチを乗り越えるために」
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参加者 | 一般の方 約20名 |
メ モ |
MeeetUというオンライン講座も担当してもう5回目くらいでしょうか。どんな方が参加されるのか、何名くらいが参加するのか、わからない状態でのぞむ難しさは相変わらず変わらないのですが、今回は「参加者からのチャットによるフィードバックを大切にする」ことをコンセプトにして、こちらから提示するパワポもシンプルにして展開してみました。 そのために最初からチャットで感想や質問・意見などを書き込んでくださるよう案内してみたところ、中盤からどんどんチャットに入ってきましたね。参加者の皆さん、チャットを会話のやりとりのように使用しているという印象。 このオンライン講座はこのチャットのやりとりをどのように活性化して展開するかがポイントになりそう。もう少しパワポの提示数を減らして、チャットのコメントを増やす工夫を考えてみる意義がありそうですね。
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《70》 |
SYプラクティス主催 「オープンダイアローグ体験の会2022晩秋」コーディネーター |
日 時 |
11月23日(水祝)9時半〜12時半 |
場 所 |
オンライン開催 |
内 容 |
講義「オープンダイアローグについて」「リフレクティングについて」 実習「リフレクティングのワーク」
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参加者 | 内科医師・家裁調査官・大学教員・作業療法士 など 8名 |
メ モ |
この「オープンダイアローグ体験の会」は季節ごと春・夏・秋・冬と開催していますが、「晩秋」というタイトルは初めてですかね(笑)。今回もオープンダイアローグ研修らしく、様々な職種の方が参加してくださいました。 今回は最後のリフレクティング実習は1時間以上かけて行いましたが、最初かたかった雰囲気だった会話が、次第に柔らかい「対話」になっていったのが、印象的でしたね。初めの方は「今思っていることを話す」ことに対して、楽だと感じる方と難しい・苦痛だと感じる方に二分されていたのが、段々と「胸のあたりがぽかぽかする感じ」などという安心・安全感になっていったのも、「対話が持つ力」なのだな〜と実感することができましたね。 この「体験の会」のプログラム内容は大きく変更せずに、少しずつ修正しながら地道に続けていこうと思えましたね。次回は来年2月に開催予定。またどのような対話が生まれてくるのか、楽しみですね。 以下に参加者からの感想を〜
・何か成果が求められているわけではなく、ただ、自分の連想を伝え合うという設定だからこそ、何だか体がポカポカしてくるような、自然なエンパワメントに繋がっているのだろうなということを実感できました。 貴重な体験ができて勉強になりました。またの機会にぜひ参加させていただきたいと思います。 ・参加された皆様が、初対面とは思えないほど ふだんの気持ちの奥の方にしまわれていることを シェアしてくださって。なぜそうなったかはわからないけれども、 なにかとてもあたたかい感覚がありました。 ・最初のテーマから、対話が進んでいく感覚が、 川の流れのようでもあり、 海のさざ波のように寄せて返す感じでもあり、 とても不思議な経験でした。 ・「心のままに話すこと」の難しさを感じました。 あの場で感想を話す際も、無意識に 「どうしたら伝わりやすくなるだろうか」という 話の組み立てをしている、ということに気づきがありました。 ・自己紹介の際、体験会に何回か参加されている方がいて、 ちょっと不思議だったのですが(体験会というと、 初回のみのイメージがあったので)。 体験会自体が、参加される方にとって対話の場になっていて、 何度も参加したくなるんだなぁと。 終わった後、思わず納得してしまいました。
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《71》 |
岡山県津山市美作地区 小中学校養護教諭 合同研修会 講師 |
日 時 |
11月25日(金)13時15分〜16時 |
場 所 |
美咲町立中央中学校 体育館(岡山県美崎町) |
内 容 |
講演「対応の難しい子どもへの関わり方〜アドラー心理学から考える」
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参加者 | 岡山県津山市美作地区の小中学校の養護教諭 約100名 |
メ モ |
この春以来の岡山県での講演。今回は岡山県の北部にある美咲町で、その地区の小中学校の養護教諭対象の研修会の講師を担当しました。岡山駅から地元の先生の車で1時間、のどかな風景に癒されながら移動しました。 会場が中学校の体育館なので、少々寒さが心配でしたが、天気も良く11月末にしては暖かい気温だったので、よかったですね。 約3時間の研修なので、講義とワークを織り交ぜながら展開していきましたが、参加者の皆さん、楽しそうにワークしていましたね〜 3年ぶりに対面で行われたとのことで、休憩時間も久しぶりの対面の情報交換で盛り上がっていました。 夜は地元の先生方が懇親会を開催してくださって、地元名物の「そずり鍋(牛の骨の周りの肉をそじって入れたた鍋)」をいただきました。おいしかったですね〜! お一人の参加者から感想をいただきました。下にお示しします。
● 先日は遠くまでお越し頂きまして大変ありがとうございました。 現在、勤務している学校で登校しぶりの児童がおり、試行錯誤しながら何とか登校できるような 手立てを考えていたのですが、なかなかうまくいかず、日にちが経過するにつれてどんどん焦りがでてきている中、 先生のご講演をお聞きし、大変勉強になりました。 お話しがとてもわかりやすく、何より楽しくてあっという間に時間が過ぎていきました。 養護の仕事に携わり、まだまだ経験が浅いので、これからも日々勉強しながら子ども達と関わっていきたいと改めて 感じた一日でした。 本当にありがとうございました。
写真左から)行きの新幹線から綺麗に富士山がみえました。研修会場の美咲町中央中学校体育館。ステージと会場。 下の段左から)懇親会場から津山城が見えました。岡山県津山の名物「そずり肉(骨の周りの肉のこと。マグロの中落ちのように骨からそぎ落として(津山方言でそずって)使うことからこの名がついた。)」を使った「そずり焼き」と「そずり鍋」いずれも美味でした〜! そずり焼と鍋の間の写真は「ヨメナカセ」牛の心臓の血管だそうです。なぜ「嫁泣かせ」という名前かはご想像にお任せします(笑)。 |
《72》 |
IPU・環太平洋大学 教職課程 授業 講師 |
日 時 |
11月26日(土)13:15〜14:45・15:00〜16:30 |
場 所 |
IPU・環太平洋大学 教場(岡山県岡山市) |
内 容 |
講義&演習「アドラー心理学入門:良い人間関係・エンカレッジメント」
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参加者 | IPU・環太平洋大学の教職課程を履修している大学生+教員 約20名 |
メ モ |
前日に津山市内のホテルに宿泊して、午前中に岡山市に車で移動。午後は岡山市にある「IPU・環太平洋大学」で教職課程を履修している学生対象の授業を担当しました。この大学はまだできて間もないようで、キャンパスがとても綺麗でしたね。 授業は2コマ連続で「アドラー心理学入門」として、教員になる学生のために役立ちそうなアドラーの理論をグループワークも交えてわかりやすく説明しました。学生の皆さん(+お一人教員の方も参加)楽しそうにワークをしていましたね。ワーク後の報告もとても良いコメントをしていました。あっという間の3時間でしたね。 この日も夜はIPUの先生方などと懇親会。こちらも楽しい時間でした。
写真左から)IPUの構内(授業の写真を撮り忘れました〜)。岡山名物の鰆のお刺身! 夜の懇親会でパチリ。
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《73》 |
岩手県総合教育センター「養成研修コース」研修講座 講師 |
日 時 |
11月30日(水)9:30〜12:00 |
場 所 |
岩手県総合教育センター会議室(岩手県花巻市) |
内 容 |
講義&演習「リフレクティングによるカウンセリング実習」
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参加者 | 教育相談・長期研修生 3名 + センター指導主事1名 |
メ モ |
岩手県総合教育センターの長期研修生の研修担当は、今年度はもう4回目になりました。前日に仙台に宿泊したので、朝一番の新幹線で岩手県花巻市に教育センターに行くことができました。 最初は質疑応答を軽くやった後、現在大学院の授業でやっている「八巻にインタビュー」をこの長研研修でもやってみました。それはお一人がインタビュアー役として私にインタビューをして、途中残りのメンバーでリフレクティングをするという流れを繰り返すというもの。インタビューのお題は企業秘密ですが(笑)、インタビュアーが変わると同じお題でも内容や展開の仕方が全く変わるというところが面白かったですね。私もいつになく色々語れて楽しかったです! あっという間の約2時間半、休憩なくノンストップで研修ができちゃいましたね。 この「八巻にインタビュー法?」はさらに工夫を重ねて、1つの研修のスタイルにできそうに思えましたね。もう少し考えていこうっと!
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《74》 |
岩手県総合教育センター所員全体会「講義」 講師 |
日 時 |
11月30日(水)13:10〜14:40 |
場 所 |
岩手県総合教育センター大会議室(岩手県花巻市) |
内 容 |
講義「学校で活かすカウンセリング理論と技法」
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参加者 | 岩手県総合教育センター所員 約50名 |
メ モ |
午前中の長研研修に引き続いて、午後は岩手県総合教育センターの所員の全体会にて講義を担当しました。こちらももう4年連続担当しているでしょうか? 毎回面白いお題を提示してくださるのですが、今回は長年岩手の教員対象に担当している「教員免許講習」の内容をそのままやってほしいとのリクエスト。準備は楽だったのですが、受講主る方が教育センターの所員(つまり近い将来岩手県内の学校の管理職になる方々ばかり)なので、それを意識して講義しました。少し丁寧に講義しすぎたせいか、後半は少々駆け足気味になってしまったのは、反省点ですかね。 この「更新講習」も昨年度で終了したこともあり、私が作ったこの講義の素材も十分に使い切ったという感覚があるので、来年以降はモデルチェンジをしていこうかな〜と帰りの新幹線の中で考えていました。やはりアドラーも言ったように「人間は常に更新するもの」なんでしょうね。
写真左から)岩手県総合教育センター。もう冬の風景ですね。 講義中にパチリ。 |
《75》 |
東京保護観察所 保護観察官 処遇会議(事例検討会)スーパーバイザー |
日 時 |
12月7日(水)13:30〜16:00 |
場 所 |
東京保護観察所 1階 集団処遇室(東京都千代田区霞ヶ関) |
内 容 |
事例検討「家族との関わりについて」 2事例。
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参加者 | 東京保護観察所の保護観察官 10名 |
メ モ |
年1回のこの時期恒例の東京保護観察所での事例検討会。今回も2名の若手保護観察官が関わっているケースを2つ検討しました。今回は「家族との関わり」というお題がついていましたが、1つのケースは夫婦関係、もう1つは親子関係をどう見立てて、関係機関との連携をして行くかというものでした。どちらもなかなか難しいケースでしたが、プレゼンしてくれた若手の保護観察官は、それぞれ良い関わりをしながら、奮闘しているようが伝わってきましたね。私も田原総一朗ばりにバンバン質問やコメントをしましたが、お二人とも終了時には「これから(このケース)しっかりとやっていくぞ〜!」と思える良い表情になっていたかな? 今回の事例検討会に参加した保護観察官10名のうち7名が女性。家裁調査官もそうですが、保護観察官も女性が多いんですね〜。 昨年同様にJR四ツ谷駅から歩いて東京保護観察所に行きましたが、お天気も良く、気持ちよく歩けましたね〜。途中の赤坂で古き良き雰囲気の喫茶店(炭火焙煎珈琲 薔薇 赤坂で30年間開業しているお店)に寄って、少しのんびりしたのもよかったですね。
写真左から)喫茶店でコーヒーとモンブラン。途中「日枝神社」に立ち寄りました。冬空と国会議事堂。東京保護観察所が入っている法務省のビル。 |
《76》 |
国際心理支援協会主催 オープンダイアローグ基礎トレーニング トレーナー |
日 時 |
12月10日(土)10:00〜17:00 |
場 所 |
オンライン(Zoom)開催 |
内 容 |
原家族(Family of Origin)ワーク。
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参加者 | ODトレーニングコース申込者34名 |
メ モ |
国際心理支援協会が主催するオープンダイアローグのトレーニング・コースにトレーナーとして参加しました。トレーナーは他に協会代表の浅井伸彦君と名古屋で開業している白木孝先生の3名。 内容としては、参加者を3つのグループに分けて、各グループ一人ずつ90分間「自分のルーツを調べてきて発表」し、その他の参加者が発表に関してリフレクティングを行うというフィンランドのオープンダイアローグのトレーニングで行われているものを再現した「原家族ワーク」を行いました。各グループで3名の方が発表者となり、その前後で参加者が一同に会して行うオープニングと振り返りの時間を含めて、10時から18時までしっかり時間をとって行ったので、一人一人の語りをじっくり聞けて、リフレクティングでエンカレッジメントするようなコメントもいただけて、なかなか濃密な時間になりましたね。ワークとしてとても良い形式だな〜と感心しました。
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《77》 |
日本支援助言士協会主催 オンライン支援助言士養成講座 講師 |
日 時 |
12月11日(日)13:00〜17:00 |
場 所 |
オンライン(Zoom)開催 |
内 容 |
講義&演習「臨床現場でのものの見方・振る舞い方」
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参加者 | 養成講座受講生 2名 |
メ モ |
日本支援助言士協会のオンライン講座の講師を担当。この講座も年2回担当しています。 今回の参加者は2名と少し寂しかったのですが、2名が行うワークをオンライン上でしっかりと見届けることができたので、ワーク後にコーチのように色々とコメントすることができたのが良かったですね。
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《78》 |
岩手県総合教育センター「沿岸相談室」スタッフ |
日 時 |
12月12日(月)〜13日(火) |
場 所 |
岩手県久慈市内の2つの高校 |
内 容 |
高校生とのカウンセリング。高校教員へのコンサルテーション。
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参加者 | 高校生4名。高校教員4名。 |
メ モ |
岩手県総合教育センターの「沿岸相談室」事業へのスタッフとして参加。今回は指導主事1名と一緒に岩手県久慈市内の高校2つを訪問し、在校生のカウンセリングと教員のコンサルテーションを行いました。 高校生の相談も部活の転部問題から恋愛相談、受験期のプレッシャーなど様々でしたね。養護教諭も含めた教員のコンサルも様々な生徒への対応についてや、教育相談体制の不満を語ったり、こちらも様々。主事と2名で面談を行なったので、時々リフレクティングを入れてオープンダイアローグ的に行いました。 なかなか複雑なディープなケースが多かったので、2日間とも最後は主事ともどもヘトヘトになっていましたね。でもやりがいは感じる仕事でした。来年もこの「沿岸相談室」に関われるといいな〜。
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《79》 |
岩手県総合教育センター「長期研修生」対象研修 講師 |
日 時 |
12月14日(水)9時〜10時半 |
場 所 |
岩手県総合教育センター会議室(岩手県花巻市) |
内 容 |
長期研修生との研修の振り返り。
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参加者 | 長期研修生4名 |
メ モ |
岩手県総合教育センターの「長期研修生」のための研修講師。今回が今年度の最後となりました。研修時間もそれほど長くは取れなかったので、フリートークとして質問や今年度の研修の振り返りを行いました。 いろいろな質問が次々と出てきて、それに丁寧に答えることにより、短いながらも濃密な時間になったと思えましたね。来年の4月にはまた現場に戻る長研生ですが、ぜひ今年度培った「教育相談スピリット」で頑張ってほしいですね!
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《80》 |
(株)BowLスタッフ・サポート・ミーティング コーディネーター |
日 時 |
12月21日(水)15時半〜17時半 |
場 所 |
オンライン開催 |
内 容 |
オープンダイアローグ形式によるスタッフのミーティング。
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参加者 | BowLスタッフ9名 |
メ モ |
月1回恒例のBowLのスタッフのミーティングにコーディネーターとして参加。今回もオープンダイアローグOD形式でおこないました。「今日はどんなことが話せれば良いでしょうか?」という私の発問から、話が展開していったのですが、今回は、明後日行われる「クリスマス会」の企画と運営について、スタッフのみなさんが意見を交換する感じになっていきました。BowLのスタッフの皆さん、しっかりとOD形式にも慣れて、リフレクティングRTも上手になっていますね。結果的に2つのグループがRTを3回行うことができて、しっかりとスタッフ一人ひとりが意見を述べることができたようです。皆この形式の手応えを感じているようでしたね。 最後に「来年の2月にぜひ沖縄に行って、このミーティングに参加したい!」と私から希望を述べたところ、スタッフから拍手が起こりました。嬉しいですね〜さて、来年2月の沖縄行き、実現できるかな?
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《81》 |
MeeetU主催 「家族の"まとまり”について考える」講師 |
日 時 |
12月21日(水)19時半〜20時20分 |
場 所 |
オンライン開催 |
内 容 |
講義「家族の”まとまり”について考える」
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参加者 | 一般の方 約20名 |
メ モ |
MeeetUというオンライン講座は、これまでβ版として試験的に行われていましたが、12月から本格運用ということになりました。だからというわけではないのですが、今回はパワポ資料をシンプルにして、できるだけ参加者との相互作用を重視した研修にしようと目論んでみました。どんな方が参加されるのか、何名くらいが参加するのか、わからない状態でのぞむ難しさは、この講座では相変わらず変わらないのですが、今回は「参加者からのチャットをできるだけもらい、それらを1つ1つ丁寧に読み上げてコメントする」ことをコンセプトにしてみました。 最初からチャットで感想や質問・意見などを書き込んでくださるよう案内してみたところ、今回は最初からどんどんチャットに入ってきましたね。参加者の皆さん、チャットをうまく使って、自分の連想や意見、そして質問などを述べてくださっているという印象。 今回のようにほぼパワポなしの即興的な研修も良いな〜と思えました。もう少し工夫ができないか考え続けていきたいですね。
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《82》 |
FLIFE主催 「臨床アドラー心理学入門講座」講師 |
日 時 |
12月25日(日)10時〜16時 |
場 所 |
オンラインによる動画収録 |
内 容 |
オンライン講義「ゼロから学ぶ! 臨床アドラー心理学」
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申し込み方法 | こちらのフォームからお申し込み。視聴期間は、2023年2月1日〜3月31日。 |
メ モ |
FLIFEという京都にあるカウンセリングオフィスが主催するオンライン講座の講師としてお声がかかり、臨床アドラー心理学についてのお話を収録しました。公開はこれからのようですが、上記のフォームで申し込むようです。 収録は5時間かかりましたが、主催者の方との質疑応答もあり、楽しく担当させていただきました。ただ少々疲れましたが・・・
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《83》 |
岩手県一関市教育研究所研修会 講演 講師 |
日 時 |
2023年1月6日(金)14時45分〜16時半 |
場 所 |
一関市文化センター大ホール(岩手県一関市) |
内 容 |
講義&演習「アドラー心理学における『良い人間関係の作り方』〜学校で活かす実効的なカウンセリング入門」
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参加者 | 一関市内の市立幼稚園・こども園・小・中学校の教職員、教育関係者、約300名。 |
メ モ |
岩手県一関市の幼稚園や学校教員向けの講演が、2023年の講演はじめでした。幼い頃(小学生くらい?)に外国人ミュージシャンのコンサートを見に来た同じホールで、まさか50年近く経って自分が講演に来るとは思っても見なかったですね。昔のままのホールに懐かしい思いでした。 講演はいつものように演習やワークを交えながら行いましたが、最前列にいらっしゃった一ノ関市の教育長も最後まで参加してくださって(ワークにもしっかり取り組まれて)、講演終了後にご挨拶に来てくださったのは、とても嬉しかったですね。 このような地方都市の教育委員会に呼ばれて、その地区の先生方に向けてお話しするのも良いものですね。
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《84》 |
日本産業カウンセラー協会グループスーパービジョン スーパーバイザー |
日 時 |
2023年1月9日(月祝)9時半〜16時半 |
場 所 |
オンライン(Zoom)による開催 |
内 容 |
3つの事例に対するスーパービジョン
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参加者 | 産業カウンセラー協会関係者、18名。 |
メ モ |
ここ3年ほど、年に1回担当させてもらっている産業カウンセラー協会のグループスーパービジョン。昨年は参加者は5〜6人程度だったのですが、今回は3倍近く増えましたね。そのせいか、参加者に「ここまでで質問や意見はありませんか?」と振ってみると、次々と出てくる出てくる。それらの質問や意見に私がさらに追加していくと、面白いように事例の今後の取り組み方のアイディアが出てきていましたね。 3つの事例担当者に共通していたのは、「クライエントのニーズを早い段階で把握していないこと」。誰もがつい怠り気味ですが、それを早めにしておくと、カウンセリングの方向性が明確になって、クライエントに役立つカウンセリングにしていくことができるもの。この辺は強調できたかな?
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《85》 |
MeeetU 特別講演 講師 |
日 時 |
1月21日(土)19時半〜21時 |
場 所 |
オンライン(Zoom)による開催 |
内 容 |
講義&ロールプレイ「オープンダイアローグとは何か?ー開かれた対話から生まれるメンタルヘルスの可能性」 国際心理支援協会代表の浅井伸彦氏とのコラボ。
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参加者 | 一般の方 約30名。 |
メ モ |
ここ3ヶ月ほど、関わり続けているオンライン講座のMeeetUで、特別講演の講師を担当。国際心理支援協会の浅井さんとオープンダイアローグの基本的な講座を行いました。浅井さんの講義とともにオープンダイアローグのロールプレイを20分ほどデモンストレーションとしてやってみましたが、たったそれだけの時間でも、十分にオープンダイアローグの雰囲気が伝わるものになったと思えましたね。今後MeeetUでは、オンライン上での体験会としてオープンダイアローグを行う予定なので、そちらも楽しみですね。
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《86》 |
(株)BowLスタッフ・サポート・ミーティング コーディネーター |
日 時 |
1月25日(水)15時半〜17時半 |
場 所 |
オンライン(Zoom)による開催 |
内 容 |
オープンダイアローグによるスタッフミーティング 来月のスタッフ研修についての打ち合わせ
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参加者 | BowLスタッフ 9名。 |
メ モ |
毎月恒例のBowLのスタッフミーティングに参加。休職中の方の復帰支援などをおこなっているスタッフが1つのケースについて、オープンダイアローグ的にリフレクティングをしながらのミーティングをオンライン上で見学させてもらいました。最後に方は私もリフレクティング参加して意見を述べましたが、それを通して、リフレクティング終了後にいくつか気づいたことや修正点などをコメントしました。 来月は沖縄に私が行って対面のスタッフ研修をやることになっているので、その打ち合わせも行いました。どのような研修をしたいかスタッフからリクエストも募り、いくつかアイディアを抱いてもらえたのは嬉しかったですね。 来月の沖縄行きがますます楽しみになりましたね〜。 |
《87》 |
MeeetU主催 グループ心理ケア(体験・学習型)講座 講師 |
日 時 |
1月27日(金)19時半〜20時20分 |
場 所 |
オンライン(Zoom)による開催 |
内 容 |
講義「アドラー心理学入門〜対人関係における考え方・振る舞い方」
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参加者 | 一般の方 約30名。 |
メ モ |
毎月のように実施しているオンライン講座MeeetUを担当。今回は「アドラー心理学入門」というテーマで50分間の講義を行いました。このテーマでの講義はもう何度もやっているのですが、「もう一度、アドラー心理学の全体像を整理しながら、初心者の方にもわかりやすく伝えよう!」と思い立ち、新たにパワポ資料を作り直してみました。そうしてみると、色々なアイディアが新しく出てくるものですね〜。1つ思いついたのは、このMeetUの講座で「アドラー心理学のお稽古」をしてみようと思えたことでしょうか。早速担当スタッフに提案して、アドラー心理学の考え方の1つ1つをワークや討論を通して学ぶ講座を3月からやっていくことになりそうです。自分のアドラー心理学の概念整理にもなるので、これから楽しみですね。 |
《88》 |
SYプラクティス主催 オンライン・インタビュー2023冬 インタビュアー |
日 時 |
1月29日(日)10時〜12時 |
場 所 |
オンライン(Zoom)による開催 |
内 容 |
「セラピストに必要なスピリチュアリティー」というテーマで、東豊先生(龍谷大学教授)にインタビュー。
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参加者 | 一般の方 20名。 |
メ モ |
昨年から始めた「オンライン・レクチャー」シリーズの第3弾。今回はレクチャーではなく「インタビュー」。 心理臨床家として尊敬する龍谷大学教授の東豊先生をお呼びして、私がインタビューするというオンライン研修を行いました。どのようにインタビューするかという「インタビューガイド」や、東先生の専門である「システムズアプローチの考え方の基本」や「東流スピリチュアリティーについて」のパワポ資料も準備して臨みました。 このスピリチュアリティというテーマは、学会や普通の研修会ではなかなか扱えない(扱いづらい)ものなので、このような小さな研修ならではとばかり、どんどん切り込んでいきました。最後の方は、東先生曰く「ここまで話したのは初めてやな〜!」といっていただくまでお聞きできたのは嬉しかったし、参加者にとっては(もちろん私にとっても)とても実になる学びになりましたね。またいつか同じ企画をしてみたいと思いました。 以下、直後にいただいた参加者の感想をお示しします。
スピリチュアルは非常に興味がある分野で、私自身、探求中なのですが、学問と結びつけるのは難しいのではないか、臨床でどのような実践をされているのだろう、とたくさんの疑問を持ち参加いたしました。東先生が、たくさんの人生経験を経てたどり着いた現在の在り方に、そして、その在り方のまま臨床に臨んでいることに衝撃と希望を感じました。表立って、声をあげれない難しさの中で、真っ直ぐに実践されているお姿に、感動いたしました。分野を切り開く先駆者のように感じ、本日、拝聴できたことに本当に嬉しく感動しています。
とても刺激的な内容でした。PN循環理論の先にスピリチュアリティが控えているというのは初めての知見でしたが、とても興味深く聞かせていただきました。開始前に東先生と論文が所収されている書名のことを話されていましたが、それが何なのかも気になりました。 また、八巻先生からのアドラー心理学の勇気づけとの共通点の指摘も興味深かったです。また是非こうした機会をおつくり下さいますようお願い致します。 |
《89》 |
オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパン主催 オープンダイアローグ実践報告会 報告者 |
日 時 |
1月29日(日)15時25分〜16時5分 |
場 所 |
オンライン(Zoom)による開催 |
内 容 |
「オンラインによるオープンダイアローグ研修の可能性」という演題で報告
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参加者 | 一般の方 23名。 |
メ モ |
オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパン(ODNJP)という組織が主催する実践報告会に初めて参加しました。40分間という時間の報告、それももう2人の研修仲間とのリフレクティングも入れたので、時間が短かったですね。なんとなく消化不良の発表でした。ODNJPの独特の雰囲気(?)にも慣れなかったかな。今後も参加や報告をしていきたいと思いますが、この「慣れなさ」にどうするかは考えていきたいかな〜
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